センスは天性の才能ではない

こんにちは!札苗キャンパスの小原です。

今日は「センス(感覚)」について、書いてみようと思います。


センスと聞くと、生まれ持った才能だと多くの人は思うでしょう。
一方でこういう言葉があります。
センスを磨く
センスとは、感覚です。感覚はあとから身につくものです!

イメージできるか

私が考えるに、センスとはおそらく逆算できることです。
服を選ぶセンス、料理のセンス、運動のセンス、数学的センス…などなど、センスがあるね!とかセンスないね〜といった風に聞いたことがあることは様々あります。

服を選ぶときにセンスがあるとはどういうことでしょう。
出先に合わせて、その場に馴染めたり、はたまた目立つようにしたり、状況によって選ぶ服は違うでしょうけど、その時の流行を取り入れつつ、TPOにあった服を選べることが、服選びのセンスでしょう。


それは、いった先での状況を考えて、そこにフィットするようにできる能力、つまり逆算能力です。

料理は出来上がりの味はもちろん、彩り、量、匂い、温度から逆算して作りますね!
運動も同じで、まずは「こういう風に動きたい」と思うところからスタートするのが普通です。
そのためには、自分の体をどうやって動かしたら良いのかを反射的に感じて動くのかと思います。
スポーツの場合は、周りの状況を判断して、タイミングよく動くことがセンスになります。

いずれにしても、上手にできるのは経験のある人の方が多いです。
それは、先をイメージすることができるからに他なりません。

知っていればイメージできる

たくさんの知識や経験があるほどに、先をイメージすることが簡単になります。
数学で見たことのない問題を解くときに、センスのある人は「だいたいこうすれば解けるかな」と大まかな道筋を考えます。
今まで解いてきた問題のパターンなどから方向性を決めることができます。

難しい問題になると、簡単な問題の経験が生きてくるのは想像できます。
では、小学生の算数はいかがでしょうか。
おそらく、日常生活の中で考えることの違いがでてくると思っています。
例えば、果物を食べるときにみんなで分けるとします。
1つのものを3人で分けるときに、「3等分しよう」と言って分ける大人が周りにいるとき、「同じ大きさで3つに分けて」と頼まれるとき、そんなときに考えるきっかけとなり、少しずつセンスが磨かれていくような気がします。

私の高校時代

私のこの発想は、高校時代の数学の先生が言っていたことです。
数学のセンスは、勉強して磨くんだ!
勉強していくとたしかに、大まかに考えることができるようになっていきました。
細かい計算をしていくと、間違っていて直すことは多々ありましたが、こうやったらできそうだな、など試行錯誤する力がセンスなのかと思います。

いろいろな物事でセンスを磨いていきたい今日このごろです。

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