NEXT札幌札苗キャンパスの小原です。
今日は、札幌市立札苗中学校、3年生の定期テスト分析をご紹介したいと思います!
2023年度の学年末テストを徹底分析!これを活かして、次回の定期テストで高得点をゲットしましょう!
国語
【総評】
漢字の読み書きは配点が大きので、必ずできるようにしておきましょう。
活用形などもしっかり覚えておくことが大切です。
書き抜きなども多かったため、しっかり本文を読み込んで理解しておくことが大切です。
大問1 (小問数17 /難易度★☆☆☆☆)
漢字の読み書き、単語の活用形からの出題です。
大問1のみで配点が34点と大きいため、重点的に勉強しましょう!
漢字は学校ワークにまとまっています。活用形は教科書のみでわからない場合は、塾で使用しているテキストでもう一度勉強しなおして、問題演習をして理解に努めるとよいです。
大問2 仁和寺にある法師(小問数7 /難易度★★☆☆☆)
掲載されている文章の作品名と作者名を答える問題、書き抜き問題、現代仮名遣いに直す問題などが出題されました。
古典は、英語のように違う言語だと思って勉強します。
日本語ですが、知らない単語がたくさんあったり、文末が今とちがう意味だったりしますので、漢字が書いてあるから読めるだろうと高を括っていてはいけません。
学校の先生の板書は、読解問題の大きなヒントになります。
授業では、ノートをしっかりとり、テスト前に見直すことが大切です!
大問3 漢詩の風景(小問数7/難易度★★★☆☆)
問1は確実に出ると言っても過言ではない詩の形式です。五言絶句・五言律詩・七言絶句・七言律詩の4パターンのみ!めちゃくちゃ簡単なので確実に取りましょう!
漢詩のテストは聞かれることが決まっています。
①漢文を書き下し文(ひらがなつきの文)に直す
②押韻に関する問題
③単語の意味を聞く問題
④詩の説明として適切な文を選ぶ問題
すべて学校のワークで練習して覚えましょう!
大問4 最後の晩餐(小問数7/難易度★★★☆☆)
よくある出題形式で、学校ワークでの演習で得点可能です。
傍線部分の理由を、本文中から探して書き抜く問題、四角にあてはまる接続詞を選ぶ問題、本文の内容とあう文章を記号で選ぶ問題です。
テスト中に文章を読んでいると時間がなくなるため、教科書を数回読んで内容を頭に入れてから臨みましょう!
大問5 走れメロス(小問数7/難易度★★★☆☆)
有名な小説ですが、知っているからといって油断してはいけません。
今回のテストでは、20字程度で書く問題が2題出題されました。
太宰治のたまに出る難しい言葉に惑わされないように、教科書で読んだ段階でしっかり調べましょう!
数学
【総評】
大問18題のうち、5題が証明問題でした。
角度や合同の問題はNEXTで使用しているテキストで学習できる問題が多かったです。
大問1はいつも通り、言葉の問題が出題されましたので、語句もしっかり覚える必要がある。
大問1 図形(小問数5/難易度★☆☆☆☆)
図形の性質に関して、言葉で答える問題です。
「三角形の外角は、これと隣り合わない2つの内角の和と等しい」「二等辺三角形の頂点の二等分線は、底辺を垂直に2等分する」など、教科書やどのテキストにも載っている定義や定理の穴埋め問題です。
計算する際にも覚えておかないとできませんので、要暗記です!
大問2 角度を求める(小問数5/難易度★☆☆☆☆)
基本の問題です。
直線が作る角度(水平角=180°)、対頂角は等しい、平行線の同位角と錯覚は等しい、四角形の内角の和は360°の4つで解く問題です。
1問補助線を引く問題が出題されていますが、基礎です。どのテキストにもある問題ですので、すべて取りたいところです!
大問3 図形の性質(小問数2/難易度★☆☆☆☆)
2つの命題の「逆」を書き、正しければ◯、正しくなければ✗を書く問題です。
「逆」は仮定と結論を入れ替えるだけなので確実に得点したいです。
仮定は「〜ならば」、結論は「〜である」です。
逆の文が正しいか正しくないかの判断は、具体的に書いて考える練習をしましょう!
大問4 合同条件(小問数2/難易度★☆☆☆☆)
合同条件をいう問題です。
2つの辺が等しい図形が提示され、あとどうなれば合同になるか答えます。
もう1辺が等しければ「3つの辺がすべて等しい」に当てはまりますし、間の角が等しければ「2辺とその間の角がそれぞれ等しい」に当てはまります。
「1辺とその両端の角がそれぞれ等しい」が残りの1つです。
必ず暗記しましょう!
大問5 合同な図形(小問数2/難易度★☆☆☆☆)
6つの三角形から合同な図形と3組さがす問題です。
よくみる問題ですので、練習してぱっとできるようにしましょう。
大問6 図形の性質(小問数3/難易度★☆☆☆☆)
平行四辺形の角度と、平行四辺形の対角線の辺の長さを求める問題です。
問題文で平行四辺形の記号で出題されています。平行四辺形の対角が等しいことと、平行四辺形の対辺が等しい、平行四辺形の2つの対角線はそれぞれの中点で交わることを覚えていて、計算できれば良いです!
大問7 図形の性質(小問数3/難易度★☆☆☆☆)
四角形の定義の穴埋め問題です。
定義を暗記しましょう!
大問8 確率(小問数2/難易度★☆☆☆☆)
1から15まで書かれたカードをよくきって1枚引くときに起こり得るすべての場合は何通りか、引いたカードが3の倍数が出る確率を求める問題です。
基本問題です。確実にとりましょう!
大問9 角度(小問数2/難易度★★☆☆☆)
複雑な図形の角度を求める問題です。
わかるところをすべて計算してみましょう!自ずと答えに近づいていきます。
大問10 図形の性質(小問数1/難易度★★☆☆☆)
よくある応用問題です。
初見で解くには難しいですが、解き方は必ず習いますので、得点したい問題です。
大問11 図形の性質(小問数1/難易度★★☆☆☆)
内角の和、1つの内角だけがわかっている図形は何角形か求める問題です。
公式がありますが、忘れたら考えて計算できます!
こちらもよく出る問題ですので、テキストでの練習をしましょう!
大問12 証明(小問数4/難易度★★☆☆☆)
証明文に4つ空欄があり、穴埋めをする問題です。
学校ワークに頻出の問題です。対策は簡単です!
しっかりと文を読みましょう。読みながら図に記しを書いていくことが大事です。
大問13 証明(小問数3/難易度★★☆☆☆)
大問14 証明(小問数1/難易度★★☆☆☆)
よく見る図形のよく見る証明問題です。
大問3の小問の1と2は簡単ですので、はなから諦めてしまわないようにしましょう!
テキストでも学校ワークでも練習可能です。
大問15 証明(小問数1/難易度★★★☆☆)
大問16 証明(小問数2/難易度★★★☆☆)
大問15は、平行四辺形であることを証明する問題です。
大問16は、複雑な図形です。
北海道学力コンクールや入試にも登場するような問題です。
平行四辺形になるための条件は手薄になりがちですが、かならず暗記しましょう!
中点連結定理も合わせての問題ですので、難易度は高めです。
高得点を狙う人は、応用問題の練習が必須です!
大問17 確率(小問数1/難易度★☆☆☆☆)
確率は、問題の出し方によって難易度が大きく変化します。
今回、1から20までのカードの中で1枚取り出すとき「素数でない」確率と出題されました。
「偶数の確率」であれば難易度はぐっと低くなります。
数学の知識の差が出る問題でした。日頃からの勉強が大事です!
大問18 確率(小問数1/難易度★☆☆☆☆)
よくあるサイコロの確率問題です。
マトリクス表を書いて考えることができるように練習しましょう!
英語
【総評】
リスニング30点の高配点と、長文15点の配点です。前期定期テストとかなり似た出題傾向でした。
リスニングの内容自体は難しくないですが、教科書のQRコードを読み取り、練習が必要です!
15点分の長文はNEXTで使用しているテキストの応用問題で練習しましょう!
大問1 リスニング(小問数5/難易度★★☆☆☆)
大問2 リスニング(小問数5/難易度★★☆☆☆)
大問3 リスニング(小問数5/難易度★★☆☆☆)
大問4 リスニング(小問数5/難易度★★☆☆☆)
大問1は、5つの表が提示され、それぞれにつき3つずつ文が読まれます。内容が最も合う文を記号で選択します。
大問2は、5つの英文を聞いてそれぞれの答えとして適切なものを記号で選ぶ問題です。
大問3は、天気予報を聞き、文章の空欄を埋める問題です。
リスニングは普段の授業での練習が不足しがちになりますので、ご家庭での練習が必須です!
教科書のQRコードを読み取り、教科書本文を目で追いながら聞くトレーニングを行いましょう!
大問4は、お手紙の内容を聞き、示されたメモの空欄を埋める問題です。
キーワードを聞き取れるように、事前に問題文に目を通しておくことが大事です!
大問5 (小問数7/難易度★☆☆☆☆)
文章中の単語を2択で選ぶ問題です。
助動詞+動詞の原形、keep+動詞ing、show+目的格などの表現の基本を問う問題です。
テキストの基本問題で対策しましょう!
大問6 (小問数7/難易度★★☆☆☆)
短文中の空欄穴埋めの問題です。
大問5と似ていますが、記号選択ではなく、自分で単語を書きますので、スペルの暗記が必要です!
〜してはいけない、〜できないなどの基本表現の他に、…の時間(It’s time to…)という熟語表現も出題されています。
学校ワークにでてくる熟語表現は覚えましょう!
大問7 (小問数3/難易度★★☆☆☆)
示された短文に間違いがあり、正しく直して書く問題です。
授業で見ていて生徒さんがよく間違えるところを出題している印象です。
Playing games were〜→Playing games was
「よりよい」はgooderではなく、better
おそらく誰もが一度は間違えたことがあるでしょう。
日頃の勉強で注意しましょう!
大問8 (小問数4/難易度★★★☆☆)
日本語の文に合うように、単語を並び替えて英文を完成させる問題です。
1語英単語が不足しているので、自分で補うことが必要なので、少し難易度は上がります。
特別な熟語はなく、長くない文章なので、よくあるテキストの基本問題ができればOKです。
大問9 (小問数2/難易度★★☆☆☆)
日本語で5つ示された条件を入れて、「私は〜しなければいけない」と伝える文を2つ作ります。
条件は簡単な単語で書けるようになっているので、基本ができていればOKです!
大問10 (小問数2/難易度★☆☆☆☆)
英語での質問に英語で答える問題です。
難しい単語はなく、基本の質疑応答ですので、どのように答えるかをきちんと確認しておきましょう!
大問11 (小問数5/難易度★★★★☆)
表をもとに、文章を穴埋めする問題です。
入試では当たり前になってきた傾向の出題ですが、学校ワークやテキストにはあまりでてきません。
過去問を見て、練習することをおすすめします!
大問12 (小問数1/難易度★★★★☆)
対話文の最後の文に空欄があり、穴埋めする問題です。
比較級の文章が3つあり、最終的に何が一番好きかを答えています。
印をつけながら読むことをおすすめします!
また、〇〇than●●は、●●より◯◯と訳しますが、よく逆にして間違える人がいますので、注意しましょう!
大問13 長文(小問数3/難易度★★★☆☆)
大問14 長文(小問数4/難易度★★★☆☆)
英語のテストの最後は長文で締めくくられます。
総合問題という位置づけで出題されますが、短文がたくさんあったら長文になることを忘れずに、基本をひとつづつ積み重ねましょう。
NEXTで使用しているテキストでは、単元ごとに長文形式の問題を演習できますので、対策しましょう!
英語が苦手な生徒さんも、単語を覚えることによって劇的に読めるようになりました!英語は絶対に単語を覚えるゲームです。
おわりに
テストの分析を行った結果、ほとんどの問題がNEXTで採用している教材でカバーできていました。様々な問題パターンに触れることももちろん大切ですが、NEXT生のみなさんはお渡ししている教材を何度も自力で解けるようになるまで周回することが高得点の近道です!
NEXTでは、各学校・各学年の定期テスト分析をこのようにしっかり行い、次回の定期テストに向けて日々の指導に活かしています。ここで紹介していない学校・学年・教科については、NEXTのキャンパス内に掲示していますので、NEXTに通塾していない方もお気軽にお越しください!