夏・冬の講習の違いは?

講習まであと約2週間になりました!
みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

さて、「夏期講習」がもうすぐそこに迫っていますが、冬には「冬期講習」、春には「春期講習」がありますよね?

この講習には、実はそれぞれ目的や内容に違いがあります。
今回は、間近に迫った夏期講習と、その次の冬期講習に絞って、この2つの講習の違いを考えてみたいと思います!

期間から考える

講習の違いを考える前に、まずはそれぞれの長期休暇期間について考えてみましょう。

北海道は全国と比較して夏休みが短く・冬休みが長い傾向にあります。
みなさん、ご存知でしたか?
よくテレビで、今日から新学期…と言っていることがありますが、夏休み明けはなんと9月1日が全国的にはスタンダードです。

驚きですよね…

とりわけ札幌市は夏休み・冬休みともに25日間となっており、暦上は同じ日数に見えます。
ところが、夏休みはお盆期間の4日間がクローズ期間なのに対し、冬休みは12月29日〜1月3日までの6日間がクローズ期間となります。

こうしてみると、若干ではありますが、夏休みの方が講習期間が長いということになります。
日数にしてたった2日間ではありますが、講習中は1日のコマ数も授業時間も多いので、大きな違いです。

この講習期間・コマ数の多さが、冬期講習と夏期講習の違いにつながるのです。

学習内容から考える

ここで、話題を数学に移したいと思います。

数学は、代数(計算)→関数→幾何(図形)→統計という順で学年が上がっても、同じ配列で学習していきます。

夏休みを迎えるこの時期は、関数に少し入ったかな?という頃合いです。
実はここから難しい単元が続きます。

ここでいう難しいというのは、工数が多いということです。

私が思うに、難しさ=工数です。
難しい問題は手順が多く、複雑です。
だから、途中で間違えてしまったり、その手順を覚えられず苦戦してしまいます。

夏のこの時期は、どの教科もその後の学習の下地となる内容が比較的多く扱われています。
よって、ここから難しい単元が続く前に、長い講習期間を使ってしっかり基礎を徹底することが望ましいのです。

投資効果で考える

では、講習を投資的な視点から考えてみましょう。

夏の講習の結果が活きるのは、主に11月の定期テストです。
ただし、先程ご紹介したように、その後の難しい単元の基礎になる部分を集中的に扱えるという特徴から、その次の2月(中3は1月)の定期テストにも役立てられます。

そうすると、夏の講習はその後長く効果が続くのがわかっていただけると思います。

一方で、冬の講習の成果が活きるのは、主に2月(中3は1月)の定期テストです。
そうすると、こちらは単発、1回分の定期テストに集中することになります。
おまけに、応用的な学習内容が続くので、夏で基礎をしっかり身につけておかないと、その後に思ったように伸びないのもこの時期です。

中3生は、夏に買い出しした材料(=基礎事項)で、冬に調理の仕方(=応用問題)を学びます。
材料がないと、料理ができないように、基礎がないと、冬からの模擬問題中心の授業が全く意味をなさなくなってしまいます。

料理が作れるのは、手元にある材料だけで、材料が足りなくなったからもう一度買い出しに!という時間は、この頃もう受験生にはありません。そうなると、微々たる点数アップしか期待できなくなってしまいます。

そう考えると、受験−2年生の中1、受験−1年生の中2は、いまもまさに材料の買い出しができる貴重な時期ですよね!

まとめ

夏期講習では、その長めの講習期間を活かして、しっかり基礎を作り直すことができます。
その結果、その後の発展的な学習内容にも耐えることができますし、2度の定期テストに投資効果を発揮するという魅力的な機会です。

当然、冬には冬にすべきことがありますが、夏に買い出し(=基礎固め)をどれだけしているかが、その後の伸びに大きく影響するのは言うまでもありません。

また、2学期の定期テストは1学期と比べ物にならないほど範囲が長いので、夏休みでしっかりリードを作ることが大切ですよ!

ぜひ、この記事をご参考に、改めて夏期講習の受講にお役立てください!

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