ローマに学ぶ「習慣づくり」

ローマは1日にして成らず
立派なもの・ことは長年の積み重ねがあってはじめて完成するという意味のことわざです。

かつて、ヨーロッパを席巻したローマ帝国も、なんと700年もの年月を経てできあがったものだというから驚きです。

今日はこのことわざをヒントに、望ましい習慣のつくり方について、考えてみたいと思います。

習慣に自分をコントロールさせる

はじめは人が習慣を作り、それから習慣が人を作る。

ジョン・トライデンーイングランドの詩人

人の本性は皆ほとんど同じである。違いが生じるのはそれぞれの習慣によってである。

孔子

成功者たちの共通点は、成功していない人たちの嫌がることを実行に移す習慣を身につけているということである。

E・M・グレー


はじめに、いくつか習慣に関する名言を紹介しました。

私も起業家、経営者の端くれとして、いろいろな企業経営者の方とお会いする機会やそうした方々の書籍やインタビュー記事などから学ぶ機会がありますが、とてつもない成果を出している人はみな、すごい習慣を持っています。

そのすごい習慣の中身はどれも特別なことではないけど、多くの人が挫折したり続かなくなってしまうものがほとんどです。

ほとんどの人は、人間らしくだらけてしまったり、気分のまま動いてしまいます。
いわば、感情や欲望にコントロールされている状態です。

ですが、成功を収めている人の多くは、自分が弱いのを知っていて、
感情や欲望にコントロールされないように、習慣で自分をコントロールしています。

習慣がないというのは、自分という車にハンドルがついていなくて、暴走しているようなもの。
習慣は自分という車の速度や方向をコントロールするハンドルそのものです。

習慣はどう作る?

習慣はできあがるまで、早くて18日間、遅いと254日間、平均で66日間かかるそうです。
すべて習慣としてできあがればいいですが、習慣にならなかった…というものもあるのではないでしょうか?

まず、習慣づくりに失敗する人の多くが、習慣化を甘く考えていと思います。

習慣にするのには、平均で2ヶ月以上はかかる。
それだけ大変なもので、できあがるまでにうまく行かないことがあるかもしれない。
でも、うまくできないときがあっても、また始めればいい。
だって習慣づくりは難しいものなんだから、何度もチャレンジしてやっとできあがるものなんだ。

こうした前提理解の有無で、習慣づくりの結果が変わってくるはずです。

何度でもやり直せばいい

定期テスト後になって、点数を見て突然お子様への関わりに力を入れるということはありませんか?

もちろん、私たちもあるのですが、テスト後すぐに行動を改めたとしても、その行動が習慣になるまでに平均66日間かかるのです。
その66日間、習慣になるまでやり直すことができればいいのですが、最初にその習慣づくりを指示した側も66日間サポートを習慣にできていないケースがあると思います。

習慣をつくる本人はもちろん、そうした習慣を獲得させようとする側にも、この習慣化までの手間が必要になるということを忘れてはいけません。

大事なことは、
失敗したら、もう一回やればいい。何度でもやり直せばいい。
やり直さないことが問題で、できなくてもできるまでやり直せばいいだけ。
それを言葉で伝え、実践させることです。

簡単そうに聞こえますが、多くの人が失敗して嫌になったまま放置しています。
でも、成功している人はみんな、この嫌なことにちゃんと向き合っていますよ?

成功者を見ると、うらやましく思ったり、妬む気持ちもありますが…
その人たちは私たちが嫌だと感じることを、嫌がらずに取り組んだ人たちだということも忘れてはいけません。

私たちも、負けずに頑張らないといけませんね!

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