【札苗中学校・中1】2023年度学年末テストを徹底分析!出題傾向と対策

NEXT札幌札苗キャンパスの小原です。
今日は、札幌市立札苗中学校、1年生の定期テスト分析をご紹介したいと思います!
2023年度の学年末テストを徹底分析!これを活かして、次回の定期テストで高得点をゲットしましょう!

国語

【総評】
学校ワークの問題がそのまま出るわけではなく、学校ワークの記号問題が定期テストでは記述で出題された問題がありました。
範囲がかなり広かったため、漢字などの知識問題で点数をいかに落とさないかが得点の鍵となります。

大問1 (小問数20/難易度★★☆☆☆)
文法(品詞)、漢字(部首・読み・書き)で配点が40点です。
高配点なので、しっかりと練習しておきたいところです!
また、この時期は1年から3年まで各学年「品詞」の学習をしてテストに出題されています。
1年生のうちに品詞の基礎をちゃんと学んでおくことで、次の学年にも繋がります。
文章は大きな方から分ける(文節→単語)こと、自立語と付属語を分けること、品詞にわけること、文節の分け方は「ね」をつけて読むことです!

大問2 「聞き上手になろう」(小問数1/難易度★☆☆☆☆)
話を聞くときに気をつけることを選択肢から選ぶ問題です。
各学年ともに、上手なスピーチの作り方を選択する問題など、新傾向の問題が出題されています。

大問3 「話題や展開を捉えて話し合おう」(小問数1/難易度★★★☆☆)
短い話し合いの文の最後に司会がまとめを言います。
その文に空欄があり、穴埋めをする問題です。
文脈を捉えることができるか問われている問題です。

大問4 「原因と結果」(小問数3/難易度★★☆☆☆)
4行の文章をもとに原因と結果を選択肢から選ぶ問題です。
原因と結果の関係は、接続詞に注目することで明らかにしましょう!

大問5 「星の花が降る頃に」(小問数5/難易度★★☆☆☆)
主人公が中学生くらい(同年代)の小説は入試でもよく扱われます。
定期テストは出題される題材が教科書からですので、事前に文章を読んでおくことが可能です!
テスト中に読むのではなく、問題の確認程度に時間をかけずに読めるように、テスト前には教科書を読んでおきましょう。
小説は、「気持ち」と「行動の理由」を答える問題が頻出です。
授業ノート、学校ワークを見直しておきましょう!

大問6 「『言葉』をもつ鳥、シジュウカラ」(小問数3/難易度★★★☆☆)
論説文の問題です。新しく知る(難しいと感じる)言葉がよく出てくる文章です。
新しく文章を読む段階で、意味調べを行い、全体としても、1文ずつとしても意味を捉えられるように学習しましょう!
出題形式はよくあるパターンですので、学校ワークで練習するのが良いです。

大問7 「蓬莱の玉の枝ー『竹取物語』から」(小問数5/難易度★★★☆☆)
古典は外国語だと思ったほうが良いです。
竹取物語は、かぐや姫として現在も親しまれる昔話で、馴染み深いですが、原典で読むとなると知識が必要です。
また、竹取物語は学校でよく暗唱テストを行います。
原典の文章と、現代語訳を比較しながら意味をとり、ひとつひとつの単語がどのような意味か暗記することが必要です!
出題形式は、現代語訳する、現代仮名遣いに直す、助詞の「が」を文章にいれる、会話の「」を入れるといった基本的なものです。
学校ワークでの練習をしましょう!

大問8 「今に生きる言葉」(小問数3/難易度★★★★☆)
「矛盾」という漢文についての文章です。
書き下し文と訓読文を選択肢から選ぶ問題、傍線部と対照的な意味の言葉を書き抜く問題、傍線部は誰のことか書き抜く問題が出題されました。
基本的な問題ですので、テスト直前に学校ワークで確認しましょう!

大問9 「『不便』の価値を見つめ直す」(小問数3/難易度★★★☆☆)
同じことを言っている箇所を探して書く問題などが出題されました。
こちらも長文ですので、テスト前に教科書本文を読んで頭に入れておきましょう!

大問10 「少年の日の思い出」(小問数3/難易度★★★☆☆)
20年前から教科書に載っている題材です。
はじめて読んだときは、よくわからないと思ったのを覚えています。
「非の打ちどころがないという悪徳」という文章が混乱の原因でした。
初めて出会う言葉と、相反する文章は、難しいです。
言葉を知り、なぜそのように思うのかを授業で解説されますので、ひとつずつ読解して、テストの問題の対策は、学校ワークで行いましょう!

数学

【総評】
8割方の問題は、NEXTで使用しているテキストと同様の問題が出題されました。
作図に関してはすべてテキストの問題で対策可能です。
計算問題を落とさないようにすることと、テキストを何周かできれば高得点を狙えるテストです!

大問1 (小問数10/難易度★☆☆☆☆)
図形単元の語句確認問題です。
定義などの文章の一部が空欄で、記号で選択する問題でした。
基本で10点ですので、きちんと確認しておきましょう!

大問2 (小問数1/難易度★☆☆☆☆)
線対称の図形を書く問題です。
罫線が引いてあるので、頂点と対称の軸との距離を数えて反対側に移しましょう。
テキスト、学校ワークで練習可能です。

大問3 (小問数2/難易度★☆☆☆☆)
平行移動する前としたあとの図が2つ示されていて、同じ角度を見つける問題と、どのような位置関係かを答える問題です。
基本問題です。

大問4 (小問数2/難易度★☆☆☆☆)
垂直二等分線と点Pを通る垂線の作図です。
基本問題です。

大問5 (小問数2/難易度★☆☆☆☆)
投影図からどんな立体かを答える問題です。
基本問題です。

大問6 (小問数2/難易度★★★★☆)
6つの立体から、平面と曲面で囲まれている立体、底面が2つある立体を選ぶ問題です。基本問題ですが、問題の聞き方に特徴があるので、戸惑ってしまう要素もあります。
図形のどこが何なのか、名称をしっかりと覚えておくことが必要です!

大問7 (小問数3/難易度★☆☆☆☆)
辺と垂直な辺、面と平行な辺、ねじれの位置を見つけて書く問題です。
基本問題です。
平行な辺をすべてたすと何cmになるかという1つ加えてきましたが、落ち着いて答えましょう!

大問8 (小問数2/難易度★☆☆☆☆)
扇形の弧の長さ、面積を答える問題です。基本問題です。
ただ、扇形は計算が長くなり、時間がかかるので、難易度は円周・円の面積に比べて高くなります。
扇形は円の一部だと認識し、割合で求めることを確認しましょう。
練習が必要な単元です!学校ワークやテキストに必ず出ていますので、頑張りましょう!

大問9 (小問数3/難易度★☆☆☆☆)
円錐、三角柱、球それぞれの体積を求める問題です。
立体は底面積✕高さで、とがっている錐であれば、それを3で割ります。
球の体積は、「身の上に心配ある事情」の語呂合わせで公式を覚えましょう!

大問10 (小問数3/難易度★☆☆☆☆)
円柱、三角柱、四角錐の表面積を求める問題です。
表面積は体積に比べて計算に時間がかかります。立体は一旦展開して平面を書いてみましょう。
書いたら間違えを防ぐことができることが多いです。
頭の中でやろうとする人が多いですが、必ず書きましょう!

大問11 (小問数2/難易度★★★★★)
テキストにあまり出てこない形の図形が用意されていて、平行移動して重なる場所、対称移動して重なる場所を選択する問題です。
操作としては難しくないですが、見たことのない図形で惑わされる人が多く、正答率が下がる傾向があります。
問題文を読みながら、図と照らし合わせて、一つずつ進めていきましょう!

大問12 (小問数1/難易度★★★☆☆)
出題の仕方を通常と少し変えています。
AからDまで点が書かれており、「線分ADと線分BCは交わらない」「直線ABと直線CDは交わらない」の正誤を答える問題です。
はじめから線が書かれていれば何も難しくはないですが、自分で書いてみることができるか、そのワンステップが中学生にとっての壁となることが多いです。
きちんと勉強できていて、テスト当日に落ち着いていれば、テキストや学校ワークでの練習したことをもとに解ける問題です。

大問13 (小問数1/難易度★★☆☆☆)
テキストにさらっとかいてあることを、文字だけで聞いた問題です。
立体は、平面を移動した軌跡として見ることができますが、面を垂直に動かしてできる立体を選択肢から選ぶという問題でした。

大問14 (小問数1/難易度★★★★☆)
4つの文について、常に正しいといえるものを選ぶ問題です。
反例(ちがうとき)を考えることができれば良いです。言葉を図形にきちんとできるのか、あらゆるパターンを考えることができるか、そういったことが問われます。
知識があればわかりますが、その場で考えてもできます。トレーニングが必要ですが、学校ワークに似たような問題がありそうです。
納得できなければ、自分で書いて考えてみると良いトレーニングになりますので、やってみましょう!

大問15 (小問数1/難易度★★☆☆☆)
底面の半径3cm、体積が36cm3の円錐の高さを求めます。
底面✕高さ÷3=36を解きましょう。
公式に条件を代入して方程式を解けばOKです!
応用問題ですが、よくある問題ですので、練習しましょう。

大問16 (小問数1/難易度★★★☆☆)
平面図形が示されており、その1辺を軸に回転してできる立体の表面積を求める問題です。
①平面を立体にする②立体を展開する③表面積をもとめる
以上のようにステップが多い問題は早々に諦めてしまう人が多いです。
半球ができるので、球の表面積を半分にすることが難易度を上げています。
テキストの応用問題で練習しましょう!

大問17 (小問数2/難易度★★★☆☆)
円柱にピッタリはまっている球の表面積を求める問題と、球の表面積と円柱の表面積の比を求める問題です。
よく見かける問題ですので、テキストなどで練習しましょう!

大問18 (小問数3/難易度★★★☆☆)
円柱の展開図から、円(底面)の半径、長方形の横の長さ、円柱の表面積を求める問題です。
わかっている長さがよくある問題と少しだけ違う点が惑わせますが、落ち着いて解けばできるはずです!

大問19 (小問数3/難易度★★★☆☆)
円錐の見取り図と展開図が示されており、展開図のおうぎ形の弧の長さ、おうぎ形の中心角、円錐の表面積を求める問題です。
円錐の展開図があるのでまだ難易度は抑えられています。

頻出の問題ですので、テキスト等で練習しましょう!

大問20 (小問数1/難易度★☆☆☆☆)
円の接線の作図です。接線は円の半径に垂直ですので、円の中心Oと円周上の点Pを通る直線を引き、点Pを通る垂線を作図しましょう。
基本問題です。

大問21 (小問数1/難易度★☆☆☆☆)
正三角形の内部に30°の線を引く問題です。
正三角形は1つの角度が60°なので、角の二等分線をひけばよいとわかれば簡単です。
テキストに30°の作図の問題がありますので、覚えていればできたと思います!

英語

【総評】
基礎的な問題が多く出題されていますので、ある程度の得点は可能です。
NEXTで使用しているテキストで、多くの問題には対応しているので、きちんと進められた人は、しっかりと得点できていました!

大問1 リスニング(小問数5/難易度★★★★☆)
大問2 リスニング(小問数5/難易度★★★★☆)
大問3 リスニング(小問数5/難易度★★★★☆)
大問4 リスニング(小問数2/難易度★★★★☆)
リスニングのみで25点、全体の4分の1の配点です。
教科書のQRコードを読み取り、教科書本文を読みながら音声を聞くトレーニングをしてリスニングの練習をしましょう!
出題形式は、よくあるリスニング問題です。
本番では、音声が流れる前にできるだけ問題文に目を通しておきましょう!

大問5 (小問数5/難易度★☆☆☆☆)
文章の一部の単語を2択で選択する問題です。
主語が三単現なら動詞にsをつける、感嘆文、過去形、want to〜の文の4つです。
過去形の文は、文末のキーワードを目印にします。この問題では、this morningとありました。
常に気を配って、キーワードを見逃さないようにすると長文の読解にも役立ちます!

大問6 (小問数6/難易度★☆☆☆☆)
日本語の文と、空欄のある英語の文が示され、空欄の穴埋めをする問題です。
書く問題ですので、スペルまでしっかりと暗記する必要があります。

大問7 (小問数3/難易度★☆☆☆☆)
日本語の文と、英語の文が示され、英語の文にある間違いを正しく直す問題です。
3単現のS、目的格、過去形のよく生徒さんが間違える箇所を問題にしたという印象です。

大問8 (小問数4/難易度★☆☆☆☆)
整序問題(日本語の文章があって、使用する英単語が順序がバラバラで書かれていて、並び替えて正しい英文にする問題)です。
基本問題です。

大問9 (小問数5/難易度★☆☆☆☆)
Aの質問に対するBの答えを選択肢から選ぶ問題です。
基本問題です。

大問10 (小問数2/難易度★☆☆☆☆)
英語の質問に、英語で書いて答える問題です。
Are you で聞かれたら、YesかNoで答える、疑問詞で聞かれたら、主語+動詞の文で答える基本問題です。
単語が大事ですので、日頃のトレーニングを頑張りましょう!

大問11 (小問数3/難易度★★★★☆)
出題形式は長文問題です。
文章は6行ですので、分量は多くありませんが、テストの時間配分に気をつけておきたいところです。
長文形式のよくある出題ですので、テキストの応用問題の単元で読解の練習をしておきましょう!

大問12 (小問数3/難易度★★☆☆☆)
メモ書きの条件を満たすように、昨日したことを英文で3つ書く問題です。
条件も難しくなく、基本の文章ですので、過去形の単元のテキストや学校ワークの問題で練習しましょう。

大問13 (小問数2/難易度★★☆☆☆)
感嘆文とwant toの文を英語で書く問題です。

大問14 (小問数7/難易度★★★☆☆)
長文の内容にあうように、表に日本語を埋めて完成させる問題です。
長文を読み解くことが鍵です。
長文といえど、短い文がいくつかあるだけですので、単語を暗記することが英語の勉強の基本であることには変わりありません。
辛いかもしれませんが、今頑張って覚えましょう!

おわりに

テストの分析を行った結果、ほとんどの問題がNEXTで採用している教材でカバーできていました。様々な問題パターンに触れることももちろん大切ですが、NEXT生のみなさんはお渡ししている教材を何度も自力で解けるようになるまで周回することが高得点の近道です!

NEXTでは、各学校・各学年の定期テスト分析をこのようにしっかり行い、次回の定期テストに向けて日々の指導に活かしています。ここで紹介していない学校・学年・教科については、NEXTのキャンパス内に掲示していますので、NEXTに通塾していない方もお気軽にお越しください!

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