NEXT札幌北キャンパスマネージャーの西田です。
今日は、札幌市立屯田中央中学校、1年生の定期テスト分析をご紹介したいと思います!
2022年度の学年末テストを徹底分析!これを活かして、2023年度の学年末テストで高得点をゲットしましょう!
国語
【総評】
教科書本文からそのままの出題が多いため、本文のストーリーや構成を覚えておく程度には事前に読み込む必要があります。漢詩の詩型・構成方法や活用のルールはしっかり覚えておきましょう。漢字の書き取り・読みは得点源にしたいところです。しっかり準備してテストに臨みましょう!
【詳細分析】
大問1 君は最後の晩餐を知っているか(小問数12/難易度★)
「君は最後の晩餐を知っているか」本文からの出題です。
書き抜き問題・選択問題は、内容をしっかり理解することができていれば難しくはありません。25字と30字の記述問題もありますが、焦らずに解きましょう。ワークで該当箇所の問題に触れておくことが大切です。
大問2 徒然草・仁和寺にある法師(小問数6/難易度★)
徒然草は暗記必須です。学校でも暗唱のテストがあるかと思いますが、改めて確認しましょう。また、現代仮名遣いに変換する問題も出題されているので、一緒に覚えてしまいましょう!現代仮名遣いに直す際のルール(「ぢ・づ」は「じ・ず」に置き換える など…)の確認も忘れずに!
仁和寺にある法師については、本文の理解度が正答率の差になったと考えられます!本文がどのようなストーリーだったのか、理解しておきましょう。
大問3・4 漢字の読み書き(小問数10/難易度★)
大問3は漢字の書き取り問題、大問4は読みを答える問題ですが、どちらもワークに載っている問題ですので、ワークの反復が重要です。
大問5 動詞の活用形・月名の旧暦名(小問数5/難易度★)
苦手な方が多い、動詞の「活用の種類」と「活用形」が問われていますが、練習すれば意外と簡単です。活用の種類は何段の音になるのか、活用形はあとに続く語が何かで判断します。
例えば、実際に出題された↓
一年ぶりに雪が 積もっ た。 の活用の種類を答える場合には、まず動詞に助動詞の「ない」をつけます。
動詞+助動詞「ない」→積もら(ra)ない→ア段の音なので五段活用になります。(イ段の音だったら上一段活用、ウ段の音だったら下一段活用ですね)
次に、活用形を答えるときはあとに続く語で見分けます。
「積もっ」はあとに「た」が続いていますね。
あとは以下の主なあとに続く言葉を覚え、あてはめるだけ!
未然形→ない・よう・う
連用形→た・て(で)・ます
終止形→言い切る
連体形→とき・こと・体言(名詞)
仮定形→ば
命令形→✗
「た」が続いているので、答えは連用形になります!
月名の旧暦名は暗記必須です!必ず覚えましょうね。
活用形は、学校のワークや塾用教材にも練習問題が記載しているので、繰り返し練習し必ず得点源にしましょう!
大問6 漢詩(小問数4/難易度★)
漢詩の詩型・構成と、書き下し文が出題されています。
詩型と構成は形式のルールさえ覚えてしまえば、非常に簡単です。
[五言]一つの句が五文字
[七言]一つの句が七文字
[絶句]4つの句でできている漢詩
[律詩]8つの句でできている漢詩
あとは組み合わせるだけ!例えば、実際に出題された「一句が七文字から成る四句の詩」の詩型の場合、答えは七言絶句となりますね!また、絶句は起承転結という構成方法をとるのでしっかり抑えておきましょう。
大問7 走れメロス(小問数10/難易度★★)
走れメロス本文からの出題です。学校のワークや塾用教材に同じ問題がありますので、板書ノートの確認と学校ワーク・塾用教材の反復が効果的かと思います。走れメロスの作者 太宰治の他の作品も覚えておきましょう。
数学
【総評】
【詳細分析】
大問1 図形の定義・定理(小問数4/難易度★)
二等辺三角形や平行四辺形などの定義・定理の穴埋め問題です。特に、平行四辺形の定理は4つと多いですが、しっかり抑えておきましょう。
空欄に当てはまるような定義・定理を選択しましょう。
大問2,5 三角形の合同条件(小問数4/難易度★)
図を読み取り、合同な三角形を合同条件とともに答える問題と仮定と結論が問われる問題が出題されています。合同条件はスラスラと暗唱できるぐらいにしておきましょう。学校のワークや塾用教材に類題がありますので、周回してくださいね!
大問3 事柄の逆と反例(小問数2/難易度★)
逆は高校部で詳しく習いますが、「仮定と結論を入れ替える」ことです。事柄が成り立たない例のことを「反例」といいます。
特に、反例が苦手な生徒さんが多い印象ですが、こちらも学校のワークや塾用教材に類題がありますので周回して、「偶数」を「奇数」に変えて発展的に考察する等の練習をしましょう!
大問4,6 三角形と平行四辺形の角度(小問数5/難易度★)
二等辺三角形や平行四辺形の定理を利用して角度を求める問題です。特に、平行四辺形の定理は他の図形に比べて多くあまり覚えられていない生徒さんが多い印象です。改めて確認しましょうね!
大問7 場合の数と確率(小問数3/難易度★)
トランプの確率の問題が出題されています。
トランプには「ハート」「ダイヤ」「スペード」「クローバー」の4種類のマークのカードが13枚ずつ入っています。なので、全体が52(4×13)通りになることをしっかり抑えておきましょう!
大問8 三角形の角度(小問数2/難易度★★)
三角形の角度を求める問題です。少し応用する問題がありますが、塾用教材の!!問題などにも取り組むことで対応できます。
大問9,10,11 合同の証明(小問数8/難易度★★★)
三角形の合同の証明の穴埋め問題と、三角形の合同証明と平行四辺形の証明を全て記述する問題が出題されています。
証明を全て記述する問題では、仮定ごとに中間点もありますのでわかるところは書きましょう!
大問12,13 角度・長さを求める(小問数1/難易度★★)
ひし形の長さを求める問題が出題されています。ひし形の定義・定理をしっかり抑え、学校のワークを周回しましょう。
大問14 平行四辺形(小問数2/難易度★★)
平行四辺形になるための条件を記述する問題が出題されています。
大問15 場合の数と確率(小問数1/難易度★★)
同様に確からしいものを選ぶ問題です。
「同様に確からしい」とは、「起こりやすさが平等であること」を意味します!
苦手な生徒さんが多い印象がありますが、学校のワークや塾用教材を周回して問題に慣れていきましょう!
英語
【総評】
穴埋めや並び替える問題が多い印象です。全文書かせる問題は大問10・11でしか出題されていませんでした。穴埋めや並び替えの問題は範囲の基本文法がほとんどですので、改めて文法を確認して必ず得点源にしてほしいです。
【詳細分析】
大問1〜3 リスニング(小問数24/難易度★)
対話に当てはまるイラストを選ぶ問題、対話に関する質問についての正しい答えを選ぶ問題、対話の内容に合うように穴埋めをする問題が出題されています。リスニングの配点は24点とかなりでかいです!事前にイラストや選択肢に目を通し、どんな対話になるのか大まかな予想を立てておきましょう!
大問4 穴埋め(小問数8/難易度★)
メモを参考して、英文に適する語句を選択肢から選ぶ問題が出題されています。
範囲内の基本文法やイディオムを完璧にすることで、高得点が望めます。
大問5 基本文法(小問数7/難易度★)
範囲の基本文法と熟語の穴埋めですので、難易度は高くありません。熟語対策としては、塾用教材内のキーワードテストを周回しましょう!
大問6 穴埋め(小問数4/難易度★)
表のC・Dの関係が、A・Bの関係と同じになるように適切な語句を入れる問題です。
A:see/B:seen だと、現在形と過去分詞形の関係なので、C がwriteの場合、Dは writtenとなります。AとBがどんな関係なのかをしっかり見極めることが重要です!現在形と過去分詞形だけでなく、比較級や主語が三人称単数の場合にも対応できるようにしましょう!
大問7 書き換え(小問数4/難易度★)
範囲の基本文法を[ ]内の指示に従って、疑問文や最上級の文に書き換える問題です。
A is not as ~ as B(AはBほど~ではない)の文法は注意が必要です!この文法ではA<Bの関係を表しています。例えば、
Soccer is not as popular as tennis.(サッカーはテニスほど人気ではない。)
日本語に訳しても「どっちが人気なんだ…?」と焦ってしまう方がいますが、落ち着いて読み取りましょう。この場合は人気さにおいて、soccer<tennis と言っています。
原級表現に「not」がつくとA<Bの関係になることをしっかり抑えておきましょう!
大問8 並び替え(小問数5/難易度★)
範囲の基本文法の並び替え問題です。配点も10点と高いので、必ず点数を取りたいところです。
大問9 長文(小問数8/難易度★★)
長文の要約の穴埋め問題や日本語に訳す問題が出題されています。英文自体はそれほど難しくありませんので、ちゃんと落ち着いて取り組みましょう!
大問10 長文(小問数5/難易度★)
対話文とグラフを読み取る問題です。本文の内容について、質問に英語で答える問題がありますが、使う文法は難しくありません。
大問11 英作文(小問数3/難易度★)
範囲の基本文法を使った質問への解答を答える問題です。自分の持ち物1つについてどこの国で作られたかを問われる問題がありますが、持ち物や国名を自分で自由に設定して書くことができます。必ずスペルに自信のあるものを選びましょう!
おわりに
NEXTでは、各学校・各学年の定期テスト分析をこのようにしっかり行い、次回の定期テストに向けて日々の指導に活かしています。ここで紹介していない学校・学年・教科については、NEXTのキャンパス内に掲示していますので、NEXTに通塾していない方もお気軽にお越しください!