中学校からは、【朝読書】の時間が割り当てられますが、何のためにあるのでしょうか。
私自身、中学1年生になりたての頃は「なぜ読書?宿題やったほうが絶対に自分のためになる!」と自分勝手な思い込みをしていました…(本来宿題は家でやるべきですよね)
国語の教科担当の先生に朝読書をしていないのがバレてガツンと叱られ、それを機に取り組むようになるのですが、私は最終的に「朝読書最高!」側の人間になりました。
そんな私が考える朝読書のメリットをお伝えしようと思います。
朝読書のメリット①
1つ目は、成長を実感できることです。
普段成長を感じることができる機会ってそうそうないですよね。ですが、その日読んだページ数や読んできた本の冊数が、私にとって成長を感じられるものだったのです。
朝読書に取り組みだした当初は遅読すぎてせいぜい4ページ進むのが限界でしたが、日に日に増えていきました。
「今日10ページも読めた!私できるじゃん!」「朝に読書できているなんて偉い!」とモチベーションを上げながら朝読書に取り組んでいました。
また、読書で得た知識を親や友達に話すのも、成長を感じられてとても嬉しかったのを覚えています。
朝読書のメリット②
2つ目は、朝の時間が好きになることです。
朝読書の習慣が着く前までは、「学校行かなきゃ〜」と起きるのが憂鬱でしたが、習慣が身についてからは「早く学校行って続き読もう!」に変わっていきました。
他にもストレス解消・大脳の活性化など科学的根拠に基づいた朝読書のメリットもありますが、この2つが私にとっての最大のメリットでした。
なぜ私が朝読書の話をしているのかというと、
先週、「先生!おすすめの小説教えて!」という生徒の一言をきっかけに、生徒たちの推薦図書合戦が始まったからなのです。
生徒たちのおすすめの小説を一部ご紹介したいと思います。
生徒たちの推薦図書①
白夜行 / 東野圭吾
過去には綾瀬はるかさんと山田孝之さん主演でドラマ化もされているこの作品ですが、ある生徒によると「東野圭吾の小説の中で一番面白い!」そうです。
父を殺した少年と、母を手にかけた少女の19年間を描く長編ミステリー小説です。
朝読書に慣れてきた3年生の皆さん、いかがでしょうか。
生徒たちの推薦図書②
残像に口紅を / 筒井康隆
この本では、作家である主人公が生きる世界で、文字が一文字ずつ消えていきます。
1章進むごとに消える文字が増えていき、また、消えた文字で表されていたものはこの世から消えていくのです!
そして最大の見どころは、消えた文字は使わずに小説が書き進められているという点です。
例えば「あ」が使えなくなると、「愛」も「あなた」も消えてしまいます。なので呼び方が「お前」と乱雑になってしまったり……。
この作品は私が生徒からおすすめされて、今一番気になっている小説です。
生徒たちの推薦図書③
5分後に意外な結末 / 桃戸ハル
この作品は読書が苦手な人、必見です!
一話約5分で読み終わりますし、題名通り意外な結末が待ち受けていますので、「大どんでん返しが待ちきれない!」という方におすすめです。
また、朝読書の時間だけでなく隙間時間でも楽しむことができます。
あとがき
朝読書のメリットやおすすめの小説をご紹介しましたが、継続しないと成果は得ることができないですよね。
一般的にある事柄を習慣化するまで2〜3週間かかると言われていますから、最初は苦労するかもしれないですが、少しずつ読んでみましょう。
読書ノートをつけてみるのもいいかもしれませんね。