効果的な学習方法で記憶に定着!リトリーバル学習

こんにちは!NEXT札幌栄キャンパスの小澤です!

今回は効果的な勉強方法である、「リトリーバル学習」についてご紹介します!

リトリーバル学習

皆さんは、「リトリーバル学習」という言葉をご存知ですか?

リトリーバル学習とは、自分の頭で、学習した内容を思い出すことをいいます!
Retrieval(リトリーバル)=「取り戻す」という意味で、忘れかけた学習内容を思い出すことにフォーカスした学習方法の総称です。

星友啓「スタンフォード大学・オンラインハイスクール校長が教える 脳が一生忘れないインプット術」あさ出版 2024/6/11出版

リトリーバル学習の効果

リトリーバル学習には主に2つの効果があります!

記憶の強化

リトリーバル学習における最大の利点が記憶の強化です。情報を思い出す過程で、脳内のシナプスの結合が強化され、情報の定着が促進されます。これにより、長期記憶に移行する情報の量が増え、必要な時に情報を引き出しやすくなります。

メタ認知の向上

メタ認知とは、「どこがわかっていて、どこがわからないかを理解していること」を言います。

実はこのメタ認知ができている人は、できていない人に比べておよそ2倍も学習効果が高くなることがわかっているそうです。リトリーバル学習をすることで、自分がどこをどれだけ理解しているか自己評価をする機会が増えるのでメタ認知能力の向上も期待できるんです。
自分の知識の欠けている部分や理解不足の箇所を特定することで、効率的な学習計画を立てることができ、より短期間で網羅的な学習ができます。

リトリーバル学習の方法

では、具体的にどのような勉強方法が、リトリーバル学習と言えるのでしょうか?

以下の表は、多くの勉強法の中から、脳に負荷のかかる勉強法に印がついています。

◯:とても効果的 △:場合によっては効果が出ることもある 無印:科学的な効果が認められない

逆に、脳に負荷のかからない勉強は学習効果が低いことがわかっています。
ついついやってしまいがちな重要ワードの線引きや、読み直しは、実はあまり効果がないんです!

実際に効果があるのは、テストとインターバルの2つだけです。

テストは、実際にテストを受けることや、問題演習で正誤のつく学習を指しています。テストで答えがわからなかったとき、正答を知ったタイミングでハイパー修正効果という強い学習効果が働き、記憶に定着することがわかっています。だから、丸付けしないなんてもったいない!日頃の学習は、テスト形式・問題演習形式を中心にしてみましょう。

また、インターバルは、時間を空けてから繰り返し勉強することです。脳のシナプスの結合が強化され、どんどん忘れにくくなっていきます。一度会った人の名前は覚えられなくても、担任の先生の名前は覚えられますよね?これも繰り返しの成果です。一度学習して満足せず、何度も復習する前提で取り組むことが大切です。

勉強といっても、効果的な勉強法で学習をしなければ時間だけを浪費してしまうことになります。改めて効果的な勉強法を実践してみましょう!

終わりに

リトリーバル学習はいかがでしたか?
このような勉強方法を取り入れることで、志望校に向けて大きく、かつ確実な一歩が踏めます!
勉強は、正しいやり方で量をこなすことが大切です!

私たちもリトリーバル学習を研修で学びましたが、NEXTの指導システムはすでにリトリーバル学習の要素がたくさん取り入れられています。ぜひ、リトリーバル学習を取り入れた指導やカリキュラムを体験したい!という方は、NEXTにお越しください!

加えて、日頃の学習方法を見直してみてくださいね!

それでは、また次回の記事でお会いしましょう!

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