はじめに
ゴールデンウィークは、旅行やお出かけなど楽しい予定が盛りだくさん!
……ですが、実は勉強の習慣が一気に途切れやすい時期でもあります。春期講習からコツコツ頑張ってきたお子さまにとって、GW中の「ゆるみ」はもったいない!
そこでNEXTではGW中の学習が有意義になるように、お休み期間中にご自宅で取り組んでいただく、参加任意の勉強イベントを企画いたしましたので、ぜひこの記事を読んで、GW期間中の学習にお役立てください。
GW課題の進め方
NEXT小学部では、ゴールデンウィーク課題として、「まいにち!あいキャンバトル」を行います。「あい・キャン」を学習中の方につきましては、現在取り組んでいる次の級の教材と現在の級の答えを持ち帰るようにお伝えしますので、GW期間中の学習にお役立てください!
NEXT中学部では、ゴールデンウィーク期間中の学習習慣づくりの一環として「GWチャレンジシート」を配布しています。購入いただいている理科・社会・国語の教材に取り組み、自分の目標や実績を記録していただきます。


小学部・中学部ともに、まずはゴールデンウィークの期間中に「どのくらい進めたいか」という目標を決めます。取り組むときは、自分の予定やペースに合わせて「いつ・どのくらい取り組むか」を考えてみてください。
課題に取り組んだあとは、その場で丸つけをするのがポイントです。自分で丸つけをしても良いですし、保護者の方が丸付けするのでもOKです。間違えたところは、なぜ間違えたのかを確認して、解き直しをしましょう。
課題が終わったら、実績欄に何ページまで進めたかを記入しましょう。自分のがんばりを「見える化」することで、達成感もアップします。
NEXT高校部では、ゴールデンウィーク期間中の学習習慣の維持・向上を目的に、「GWタゲ友チャレンジ」を実施します。GW期間を活用し、購入いただいている「英単語ターゲット」を使って英単語の学習習慣づくりを目指します。

保護者の皆様は、学習内容に簡単にお目通しいただき、一言コメントをお願いいたします。こちらは任意ではありますが、この機会に保護者の皆様にはお子様とコミュニケーションを取っていただくきっかけにしていただきたいです。保護者の皆様の関わりで、さらにやる気アップ間違いなし!お子さまの頑張りに、ぜひあたたかい言葉を添えていただけますと幸いです。
なぜGWの課題に保護者の関わりが必要なの?
ゴールデンウィークは、学校や塾のスケジュールが一時的にストップするため、普段の「学校→塾→宿題」というルーティンが崩れがちです。
また、「連休=お休み」という空気が家庭の中に流れやすく、勉強への意識が自然と薄れてしまうことも少なくありません。私の学生時代もそうでしたが、気づけば宿題がたくさん残っていて、連休後半になって慌てて取り組む…というケースもよく見られますよね。
だからこそ、この時期は、ちょっとした声かけがやる気の火種になります。声かけを通じて、「勉強することが当たり前」という空気を、ご家庭の中で育てていただきたいです。
教育経済学者・中室牧子さんの著書『「学力」の経済学』でも、
「親の学歴や収入よりも、子どもとどう関わっているか」が学力に大きく影響する
と述べられています。
勉強を“教える力”ではなく、「どうだった?」「頑張ってるね!」という日常の声かけが、実は子どものやる気を引き出す一番のサポートになるのです。
プラスの声かけが習慣の鍵!
「まだ終わってないの?」「遊んでばっかり…」という言葉は、お子さまのやる気を萎ませてしまうこともあります。そんなときは、できていることに注目して声をかけてみてください。
例えば…
・「昨日より1ページ多く進めたね!」
・「机に向かっただけでもえらいよ!」
・「○○までやるって決めて、ちゃんと守ってたね!」
・「わからないところも最後まであきらめずに考えていたね。」
・「コツコツ続けるのって大人でも難しいのに、よく頑張ったね!」
・「短い時間でも集中してできていたのが良かったよ!」
・「最初より字が丁寧になってきた気がする!成長してるね。」
・「苦手なところも逃げずに取り組んでてえらい!」
・「自分から『今日やる!』って言ってきたのが嬉しかったよ。」
・「取り組む姿がだんだん中学生らしくなってきたね!」
※コメント欄の参考にしてみてくださいね!
大切なのは、完璧を求めすぎず、取り組もうとする姿勢を認めてあげること。その積み重ねが、やる気・自信につながります。
中室さんの『学力の経済学』では、「褒める」「関心を持つ」といった関わりが、子どもの学習行動にどのように影響するかを、科学的な実証データとともに紹介しています。
“できたことに注目するポジティブなフィードバック”が、子どもの自発的な学習意欲を高めることが明らかになっています。
とにかく、関わってあげてください!
勉強を見ることができなくても大丈夫!
「今日の勉強どうだった?」「これ、面白そうな内容だね!」
そんな少しの言葉がけが、お子さまにとっては「見てもらえている」「気にかけてもらえている」と感じる大きな安心になります。
中室さんはこんなふうにも語っています。
「親がどれだけ勉強を“見てあげたか”ではなく、“見てくれていた”と子どもが感じられる関わり方が大切」
まさに、“関わる姿勢”こそが、最大のサポートなのです。
GW課題シートには目標を設定する箇所もあります。ぜひお子さまとGW中の目標を立ててみてください。
おわりに
長期休みは、「親子で一緒に計画する」「できたことを一緒に喜ぶ」チャンスです!
お子さまにとって、おうちの方が見てくれていることが何よりも励みになります。
GW明けに一人でも多くの子どもたちが「ちゃんとやったよ!」と自信を持って成果を報告してくれるように、ぜひ一言でも結構ですので、声をかけてあげてください!