こんにちは!北キャンパスマネージャーの西田です!
「何度言っても片づけをしない…」「学校の準備をギリギリまでやらない…」 こんなお悩みを持つ親御さんは多いのではないでしょうか?
子どもが自分で準備や片づけをできるようになるためには、ただ「やりなさい!」と指示するだけでは難しいものです。そこで今回は、習慣づけのプロである教育評論家・親野智可等さんの考え方も参考にしながら、子どもが自然と準備や片づけをできるようになる5つの方法をご紹介します!
声かけは「指示」ではなく「気づきを促す言葉」にする
「片づけなさい!」ではなく、「次に使うとき、すぐ取り出せるようにしておこうね」など、子どもが片づけのメリットを理解できる声かけを意識しましょう。
例えば、ある中学生がいつもプリントを失くしてしまい、毎回先生に再配布をお願いしていました。そこで「次にすぐ見つかるようにファイルを作ってみようか?」と提案したところ、自分で進んでプリントを整理するようになりました。
【声掛けのコツ】
「次に使うときに困らないようにしようね」
「お母さんじゃなくて、自分がスムーズに動けるようにするといいね!」
「どうすればやりやすいと思う?」と子どもに考えさせる
環境を整えて「片づけやすい仕組み」をつくる
大人でも「片づけるのが面倒な仕組み」だと続きません。子どもが自然と片づけられるように、片づけやすい環境を整えることが大切です。
ある生徒の保護者の方から、「リュックを床に置きっぱなしにするのが悩み」と相談を受けました。そこで、「リュック置き場を決めて、そこにフックをつけてみる」ことを提案。結果、帰宅後すぐにリュックをかける習慣がつきました。
【環境づくりのポイント】
荷物の定位置を決める(フックや棚を活用)
文房具や学校のプリントは取り出しやすく分類する(トレーやボックスを活用)
片づける場所にラベルをつける(視覚的に分かりやすくする)
「チェックリスト」を活用して習慣化をサポート
大人でも「やることリスト」があるとスムーズに動けるように、子どもにも「準備・片づけリスト」を作ると効果的です。
例えば、中学生の男の子が「毎朝、学校の準備を忘れる」と悩んでいました。そこで、学校の持ち物をリスト化し、玄関に貼ることにしました。すると、毎朝リストを確認する習慣がつき、忘れ物が激減しました。
【チェックリストの活用例】
朝の準備リスト(筆箱・ノート・宿題・お弁当 など)
帰宅後の片づけリスト(ランドセルを定位置に・プリントを親に渡す など)
テスト前の勉強リスト(ワークチェック・暗記カード確認 など)
「ご褒美制度」より「自分で決めた目標」を大切にする
「片づけたらシールを貼る」「できたらお菓子をあげる」などのご褒美制度は、一時的には効果がありますが、長続きしにくいことも。そこで、「自分で決めた目標」に基づいて行動できるように促すのがポイントです。
ある高校生は、「勉強後に机を片づける」を目標にしました。そして、1週間続いたら「自分の好きな本を買う」というルールを作ったところ、モチベーションが維持できるようになりました。
【目標設定のコツ】
子ども自身に「どうすれば片づけやすいか」考えさせる
短期間で達成できる目標を設定する
自分の好きなことと結びつける(例:「机を片づけたらマンガを読む」など)
失敗しても怒らず、「できたこと」に注目する
「また片づけてないの?」と叱るのではなく、「今日はここまでできたね!」と、少しでもできたことを認めると、子どもは前向きに取り組めるようになります。
例えば、「教科書は片づけられるけど、プリントは机の上に放置しがち」というケースがあったら、「教科書はしっかり片づけられるようになったね!」と声をかけると、プリントの整理も前向きに取り組むようになりますね!
【ポイント】
小さな成功を認める(例:「筆箱をしまえたね!」)
「ダメ出し」より「できたこと」を褒める
「片づけられない理由」を一緒に考える(面倒くさいのか、仕組みが合っていないのか)
まとめ
準備や片づけを自分でできる子に育てるためには、「ただやらせる」のではなく、「習慣化しやすい仕組み」を作ることが大切です!
声かけを工夫して気づきを促す
片づけやすい環境を整える
チェックリストで習慣化をサポート
ご褒美制度ではなく、自分で決めた目標を大切にする
失敗しても怒らず、できたことを認める
ぜひ、ご家庭で実践してみてください!