NEXT 代表の竹林です。
先週1週間は、丸々東京に出張に行ってきました。何をしに行ったの?とよく生徒の皆さんからも聞かれました。今日は、私が起業後9年間で初めての東京出張…一体何をしにいったのか?
興味ないわ!という感じだと思いますが、弊社の今後についても少しご紹介できればと思います。
他社はどう塾経営をしているの?
学習塾業界は、参入障壁が低く、その気になれば参入しやすい業界です。少子化で厳しいマーケット環境にありながら、新規のプレーヤーが毎年多数参入。その一方で、生き残れない塾の淘汰も進んでいます。最近では、大手塾の倒産や大幅赤字もニュースになり、業界ではあまり明るいニュースがありません。
しかし、どんな世界にでも、上手にやっている人はいるものです。勢いのある会社とそうでない会社の差は激しく、前者には学ぶべき点が数多くあります。そこで、東京のとある学習塾に伺い、授業の様子や教室の様子、運営の方法など、視察に伺いました。
私の感覚にはなりますが、勢いのある会社は、どんどん新しいことにチャレンジしています。弊社も採用していますが、入退室管理をはじめ、請求事務やコミュニケーション、時間割作成などを一括できるComiruはまさにその代表例。新しいものに感度が高いのが特徴だと感じました。
感度=センスではなく、情報収集量、すなわち会社としての勉強量だと思います。そう、勢いのある塾は勉強しています。 私たちも負けないように、もっと勉強して、もっとよい塾をつくっていきます。
経営計画作成25時間合宿に参加!
学習塾は、実はここからが入試に向けてどんどん忙しさが加速していく時期です。充実した冬期講習にできるよう、実は9月から夏期講習の振り返りをして、すぐに冬期講習の準備を始めています。そこからは入試に向けた指導や次年度の準備など、回り始めた歯車がどんどん加速していく…
その前に、一度経営の勉強をしに行こうと、一念発起して研修に参加することに。
人手不足や人件費の上昇のほか、各種コストの上昇など、どの会社も非常に厳しい経営環境に置かれています。そんな中、私たちの会社がそれをどうやって生き残っていけばよいのか…たっぷり時間を取って考えてきました。
研修から戻り、経営計画の作成を進めています。お客様にとっても、社員にとっても、弊社がもっと価値のあるものになれるように、準備を進めていきたいと思います。
Road to 2025
2025年度に向けて(といわず、できるだけ早期に実現できるように)、会社として取り組んでいることをこの場を借りてご紹介します。
①経営計画の作成
1つ目が、先の経営計画の作成です。
これまでのミッション、ビジョンを整理し、具体的な行動に落とし込めるように、会社の文化づくりを進めます。そのために、これまで明文化されていなかったことも含め、会社の価値観の言語化を行います。人に「人格」という言葉があるように、会社にも「社格」がある。人格が人の年収で決まる訳ではないように、社格も売上や利益で決まる訳ではないと思います。
私たちは、「社格」を磨き、より関わる人にとってよい会社づくり、そのための文化づくりを進めていきます。結局、会社の商品、サービス、行動の1つ1つは、構成員である私たち社員の人格、そして会社の社格に左右されます。これを磨けば、会社がよくなる!だから、ここを会社の一丁目一番地として取り組みます。
②教育環境の整備
2つ目が、教育環境の整備です。
いまでも忘れませんが、弊社取締役の遠田と一緒に、ちょっとずつ貯めた240万円を元手につくった会社…まさにお金に羽が生えているんじゃないか?と思うほど、お金が飛んでいきました。創業時は、年収も前職の3分の1以下だったと思います。いまの弊社の初任給よりもずっと低い年収で生活していました。当時それで子ども2人ですから、よく育ててきたと我ながら驚きです。笑
しかしながら、それでも教育環境に充分にお金を使ってはこれませんでした。豪華にしたいという訳ではもちろんありませんが、子どもたちも社員も、ここで学ぶことを誇りにできるような空間、より学習に適した空間にしたいと思っています。
まずその一歩として、NEXT札幌栄キャンパスの改装工事を行いました。中はさながらカフェのような内装で、カッコいい空間です。見た目はガラッと変わりましたが、クロスと床の工事を中心に、あまりコストをかけることなく教育環境を向上させることができました。今後も、順次にはなりますができるところから環境改善に取り組んでいきます。また、お金をかけない教育環境の整備という意味では、テリトリー地図を作成し、コツコツ重点清掃を行う仕組みもつくり、クレンリネスの強化にも取り組んでいます。
③現場レベルの底上げと教育力強化
3つ目が現場の教育力の向上です。
①の経営計画で理想の現場を改めて言語化し、定義し、それを統一して実施できるよう、現場レベルの底上げに取り組みます。また、これまでの個別指導のノウハウをさらに磨き込み、より効果的な学習を実現します。具体的には、すでに前回の夏期講習でプレ導入した、苦手克服・復習のシステム化をさらに進めるとともに、(私がいま躍起になって勉強している)コーチングのノウハウを現場にインストールします。
④大学受験指導の強化
ラストが、大学受験指導の強化です。大学進学率は6割に迫り、先進各国では大学進学は当たり前の時代です。大学に行くことがすべてではもちろんありませんが…世界的な大学進学率の上昇の中で、大学に行かないということは、リスクを伴います。当然、目指せる職業・企業にも制限がありますから、職業選択上のリスクもあります。また、各種統計では、大卒者のほうが収入も高く、幸福感をもって人生を送っているというデータがあります。何も考えていないから…と、わざわざ幸福感が少ない(と統計データで示されている)進路へ進む必要はありません。
少子化により、大学は全入時代に突入しました。魅力ある大学は依然として競争が激しいのですが、入試も多様化し、いろいろな入学方法がある時代です。この時代にあった進路指導と学習指導を提供することで、10年後に生徒の皆さんに絶対ご満足いただけます。
新しい時代に合った大学受験指導を強化し、理想の進路実現に貢献します。
さて、今回は私の出張のお話から、これからのNEXTが目指している方向性についてもご紹介しました。
社内のメンバーに対しては、ポロポロと散発的に伝えていることも、改めてまとめることができ、私としてもこの記事の執筆で考えを整理することができました。
私も人生をかけて、この会社を経営していますから、せっかくならお客様にも感謝され、社員にも感謝される会社づくりをしたいと思っています。
引き続き、NEXTのことをどうぞよろしくお願い致します!