子どもの行動を変えたい!そんなときに試したい「スケーリング・クエスチョン」

NEXT札幌太平キャンパス・キャンパスマネージャーの竹林です。

以前もブログでまとめたように、私は今年1年でコーチングに関する書籍を20冊読むことを目標にしています。

自分自身の努力を続けられるように、ここで学んだことをアウトプットしつつ、皆さんの子育てのお役に立てれば…と思いますので、どうぞよろしくお願いします!

子どもと反省会…どう進める?

定期テストが終わったタイミングや、成績が出たタイミングでは、多くのご家庭で反省会が行われるようです。もちろん「反省会」と銘打って実施している訳ではないと思いますが、結果を見て、お子さまにフィードバックをする機会が多いのではないでしょうか?

最近では、共働きも一般化し、忙しくて子どもたちの日頃の勉強には口を出していないけれど、テストのときにだけチェックをしている…というご家庭も多いように感じます。

しかし、実際は日頃のフィードバックを抜きにして、たまにしか評価をしない大人都合のフィードバックでは、大人が期待するような子どもたちの行動の前向きな変化を導くことはできず、多くの場合は子どもたちのやる気を奪ってしまっているようです。

では、忙しい保護者の皆さんがテストや成績が出たタイミングで子どもたちとコミュニケーションを取るとき、どのような声掛けがいいのでしょうか?

数値化することで、問題が見える

子どもの行動変容につながるコミュニケーション方法の1つとして「スケーリング・クエスチョン」というものがあります。

「スケーリング・クエスチョン」とは、現状に点数をつけてもらうことで、具体的な解決策を引き出すテクニックです。

例えば、数学のテストの点数が思わしくなかったとします。
このとき、「自分で今回の数学のテスト勉強の仕方を100点満点で評価するとしたら、何点だったかな?」と聞いてみます。

そうすると、子どもたちからは具体的な点数が帰ってくるはずです。

例えば、「70点かな?」という返答が帰ってきたら、「70点にした理由はある?」と聞いてみます。

そうすると、減点した要因が出てくるはずです。

次に、「75点にするためには、何をどうしたらいいかな?」などというように、具体的に点数をアップする方法を考えてもらう質問を投げかけます。

すると子どもたちから具体的な対策が出てくるはずです。

「恐怖」で子どもたちは動かない

つい大人が子どもを動かそうと思うと、武器にしてしまうのが「恐怖」です。もちろん、体罰などもってのほかですが、それ以外でも「〇〇ができないと、スマホ没収だよ」などと脅しているケースも多いのではないでしょうか?

このケースでは、そもそも原因がわかっているなら、テスト前にそうすればよかったのに…と思いますが…少し考えればわかることも、ついイライラして簡単な解決策として採用してしまいがちですよね…

※結局子どもと連絡が取れない面倒さから、知らず知らずのうちに解禁されていることが多いですが…

子どもたちは、怒っている親を見て、「早くこの場を切り抜けてしまおう」くらいしか思っていなくて、本質から解決しようと思っているケースは少ないように思います。

その結果、大人が喜ぶような回答をこしらえて、その場をやり過ごします。恐怖のあまり萎縮して、納得していないけど、親の言う通りやってみます…ととりあえず受け入れます。これらは、子どもたちが本心から考えたことではないので、なかなか実践できません。

大事なことは、子どもたちに正解を考えさせ、その正解に向けて行動させることです。親が目標を設定してはダメですよ。親の人生ではありません。子どもの人生です。子どもたちに考えさせ、乗り越えさせることが、子どもたちの生きる力を高めてくれます。

ぐっとこらえて、「スケーリング・クエスチョン」で子どもたちに気づきを与えられる親を目指しましょう!(私も、ぐっとこらえながら練習中です!笑)

最新情報をチェックしよう!
>もっと学ぶなら、がんばるみんなの学習塾「NEXT」へ

もっと学ぶなら、がんばるみんなの学習塾「NEXT」へ

がんばるみんなの学習塾「NEXT」は、がんばるみんなを応援する学習塾。
お手頃な料金と、とことん考え抜かれた指導システムで力をつけます。

CTR IMG