みなさんは、リクルートという会社をご存知でしょうか?
美容室を探すときに使う「ホットペッパービューティー」
居酒屋を探すときに使う「ホットペッパー」
結婚するなら「ゼクシィ」
車を探すなら「カーセンサー」
旅行をするなら「じゃらん」…
数えればきりがないほどの生活やライフイベントに密着したサービスを運営している会社です。
今回は、そんなリクルートに学ぶ人の育て方と題して、子育てを考えてみたいと思います。
バシッと変える?それとも、ゆっくり変える?
みなさんは、子どもたちによい習慣を身に着けてほしい!とか、悪い習慣を改めさせたい!と思ったら、どのように関わりますか?
ちょっとずつ、ゆっくり時間をかけますか?
それとも、一気呵成にとりかかりますか?
私の社会人デビューの際の新卒研修は、リクルート社の研修でした。
研修では、学生感覚から脱却し、社会人としての感覚を持つようにという話がありました。
そのときに、私たち新人への質問が、先程の二択です。
多くがゆっくり、少しずつ感覚を変えていくことに賛成したのですが…
研修トレーナーは、スイッチを切り替えるように、いま、この瞬間にバチッと切り替えなさい。
と話していたのを強く覚えています。
それは、ゆっくり変えていこうと思っても、人は弱く、なかなか当初の気持ちを維持できない。
そして、結局は変えられない。ということでした。
そう、なにかを変えようと思ったら、ちょっとずつやろう!
なんていうのは甘い考えで、思い切り切り替えるほうがいいんです。
でも、いつも三日坊主になってしまう…
でも、そんなに急に頑張っても、続かないんだよなぁ…
だから少しずつ…
そんな声も聞こえてきそうですが、
結局、ゆっくり変えようが、急に変えようが、習慣にするのはいずれにせよ簡単なことではありません。
大事なことは、習慣にしたいものは、簡単には続かないものだ。
習慣にするのは、相当な覚悟がいることだ。
ということを自覚し、失敗しても、何度もトライすることです。
何度も何度もトライする中で、あるとき壁が壊れて、継続できるようになります。
失敗しても、またやり直せばいいんです。
ちょっとずつ変えよう!
という人は、習慣にしようというチャレンジを複数回始める必要があります。
1つの習慣化でも難しいのに、何度も新しく習慣をつくりなおすのは大変です。
そうした意味でも、ちょっとずつではなく、ガツンと新しいやり方を定義したら、あとは定着するまで何度も何度もチャレンジするようにしてみましょう。
大事なことは、チャレンジが成功するまで何度もやり直すこと。
よくテスト後は熱心なのに、その後お熱が冷めてしまうということがありますよね?
それではダメです。
しっかり徹底すること。忘れないこと。やり抜くこと。やりきらせること。
一度で成功する必要はないですが、失敗してもやり直すことがとにかく肝心です。
これは私たちにとっても、耳の痛い話ですが、ここに成功の全てのコツが詰まっているように思います。
元リクというブランド
リクルートは、定年退職まで勤め上げる人が極端に少なく、仕事を通じて得たスキルを活かして途中で独立したり、転職する方が多いことで知られています。
リクルートで仕事をされていた方は、「元リク」と呼ばれていて、それほどまでにリクルートでの仕事の仕方、マインドは高く評価されています。すごいですよね…
私たちの会社でも、社員研修でリクルートのビジネスマインドを学ぶ機会があるのですが、本当に感心しっぱなしです。
私たちも、NEXT卒業生が、こんなふうに評価されるように、魅力的な教育のあり方を追求していきたいと思います。