子どもを変える?それとも、私を変える?

私は最近、どうしたら子どもたちにもっと有益な教育の機会をつくれるだろうかと考え、発達や特別支援教育に関する本を進んで読むようにしています。

特に特別支援教育に関する本は、具体的な方法がたくさん紹介されているので、教育現場はもちろんですが、家で試すことができるものがたくさんあります。

今日はその中から、大切にしたい考え方をご紹介したいと思います。

特別支援教育から学べること

私が先日読んだ本の最後に、「特別支援教育とは、 大人が成長し、変わり続けること」と書かれていました。その真意は、子どもの成長、子どもの変化を期待しても、それは自分ではないのだから、コントロールはできない。だからこそ、コントロールすることができる自分の関わりを変化させることが重要だということです。

ついつい私たちは、子どもを変えよう変えようとしてしまいます。でも、わが子といえど他人ですし、自分の手下ではありませんから、高圧的に接して変わるというものでもありません。大事なことは、望ましい行動を引き出せるように、手を変え品を変え試すということではないでしょうか。

子どもにフォーカスが当たりがちですが、まず私たち自身にフォーカスを当てる。だからこそ、具体的なノウハウがあるというのが特別支援教育の現場です。

大人ができることに焦点をあてる

例えば、特別支援教育の現場では、集中できていない子どもがいたときに、子どもを叱るのではなく、集中を阻害する要因を取り除くように努めます。例えば、筆箱が気になっているのであれば、筆箱から中身だけを出してカバンにしまってもらうのです。鉛筆のキャラクターが気になるのであれば、鉛筆は無地のものを選ぶべきです。そうして、集中が切れてしまう要因を取り除きます。小学校でシャープペンシルが禁止されているのも、分解したり、故障して集中が削がれるのをあらかじめ防ぐ工夫です。

前回もご紹介しましたが、特別支援教育には、「入口支援」という考え方があります。

入口支援」とは、取り掛かる入口を作ってあげることです。大人からみれば小さな段差でも、子どもたちからすれば大きな段差になっているのかもしれません。例えば、プリントがあちこちいってしまう子がいるとします。そのときに、どうしてできないの!と叱るのも1つの方法でしょう。しかし、先程ご紹介した特別支援教育の考え方を参考にしてみるとどうでしょうか?「自分の関わり方を変えられないだろうか?」「どうやったらこの子がやりやすくなるだろう?」と考えられますよね。

例えば、お気に入りのキャラクターやアーティストなどのクリアファイルを準備してあげます。とにかく配られたプリントはそこに入れてもらうのです。お気に入りのクリアファイルだからこそ、使いたくなりますよね。ポイントは使いたくなるファイルを準備することです。

このクリアファイルを、毎晩親子で一緒にチェックするのです。まずはファイルにちゃんと入れられているかからチェックが必要ですよね。その次は親に出すものがないかチェックし、学校に提出しなければならないものをチェックします。親が一人でやるのではなく、一緒にやるのです。一緒にやって、やり方を見せて、教えてあげましょう。

視点の転換が子どもを救う

子どもたちにだけ変わることを求めてはいけません。私たち親が変えられることはないでしょうか。私たちがどう関われば、子どもたちは気持ちよく動いてくれるでしょうか。
悔しい思いもありますが、思い通りに行かない部下・後輩をどう動かすかという話に似ているかもしれません。子どもを変えるという視点から、私たちが変わるという視点への転換で、できることが広がるはずです。

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