スマホ中毒を防ぐ!スマホの使い方

多くの親にとって、悩みの上位に上がるのが子どものスマートフォンやゲームとの付き合い方ではないでしょうか。

今日は、スマートフォンやゲームに対して、親である私たちができること、すべきことについて考えたいと思います。

何でも”個人化”の時代

個人化とは、社会における個人が、伝統や共同体、家族といった枠組みから解放され、より自立的・主体的に生きるようになる現象をいうそうです。

昔は、テレビはリビングに1台しかなく、チャンネルの取り合いの時代でした。音楽や映像といったコンテンツも、その供給源はCDやテレビに限られていて、個人の好みというよりも、いまある中で好みと近いものを消費するという状況だったのではないかと思います。

それが、スマートフォンの普及に伴い、1人が1つの画面を持つようになりました。音楽や映像といったコンテンツも、Youtubeやサブスクの登場で、より細やかな好みを反映したものになりました。

一人ひとりにピッタリのものと出会えるようになった一方で、少しずれているものへの許容度が減り、自分の枠を拡げる機会が少なくなったように思います。

便利になったことはよいことです。昔はよかったよねという懐古主義とも違います。ただ、眼の前の行動の変化が、他にどんな変化につながっているのか、もう少し広く見てみることが大切です。

スマートフォンは本当に必要なのか?

私の子どもも一番上は小5になりました。でも、スマートフォンは買い与えていません。兄弟で共用のスマホが1台。主に連絡用で、子どもたちだけで出かけるときに持たせています。

共用なので、自分だけ使うことはできません。でも、必要な連絡をするときには使えます。

調べごとは、iPadを使わせています。これも共用です。Youtubeもテレビで見ています。いずれも、全部共用です。

別に私のやり方が素晴らしいので真似してね!ということではありません。でも、私なりにいろいろと考えてやってきたこの方法はいまのところよい方法だったと思っています。

共用のメリット

ICT機器の共用は、一人で独占できないので無理に使い続けることができなくなります。例えば、子どもたちをみていても、スマホを使わなければいけないとか、使いたいというよりは、スマホを使い続けてしまうという方が多いように思います。

次々、ショート動画が出てくるから見てしまう。このアプリを見たら次はあのアプリ…というように、絶対に使わなければいけない用事があって使っているというよりは、惰性で使っている感じです。

共用にすると、次に使いたい人がいたり、周りの目がありますから、自然と惰性で使う時間が減るのです。
所有を認める、自分のものにするということは、その使い方についても当然自由がついてきますから、使い方に対して注文するのも難しいものです。ご家庭の状況や家族構成によっては、ICT機器を共有できない場合もあるかと思います。ですが、可能な範囲でICT機器を共有する方法を探ってみてください。

スマホを作ったあの人も、子どもにスマホを使わせなかった

Appleの創業者として知られるスティーブ・ジョブズ氏は、自分の子どもにICT機器を触らせなかったことで知られています。ICT機器はあくまでも道具です。食事していないときにスプーンに用事がないように、スマホにも用事がないタイミングがあるはずです。それなのに、何をするにしてもスプーン(=スマホ)を持っているというのがいまの状況ではないでしょうか。

ICT機器に時間をすべて消費するのではなく、他の活動にも時間を割くべきものはないか、考えてみることも大切です。共用にすることで、子どもに見せたい動画を見せることができたり、一緒に話す話題をつくることができます。

私は先日、8月6日に子どもと原爆に関するテレビ番組を見ながら、戦争や平和について話す時間をつくることができました。テレビって、こういうのがいいところだなと実感した瞬間でした。自分だけの画面ではもともと興味のない「戦争」や「平和」には触れることができなかったでしょう。でも、共用のツールだからこそ、子どもに触れてほしいものをある意味強制することができたのです。

自分の子も完璧ではなく、いろんな課題があり、人様に迷惑をかけることも普通にあります。私の子育てが完璧とか、優れているということもありません。これでいいのかな…と悩みながら関わるのは皆さんと変わりません。でも、私のスタンスとしてそれぞれのご家庭で取り組まれているよい取り組みはどんどんやってみたいと思っています。

今回は私の家庭のケースをご紹介しましたが、これも他からの受け売りです。もしお役に立てる部分がありましたら、ぜひ取り入れてみてください。

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