勉強に支障が出そう…文武両道の真実

こんにちは!NEXT札幌栄キャンパスの小澤です!

「部活を頑張ると勉強に支障が出てしまいそう…」そんな不安を感じている保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は「文武両道」について、科学的根拠をもとにお伝えします!

スポーツをしても勉強はおろそかにならない!

最初に結論をお伝えすると、スポーツをしても勉強はおろそかにはなりません!

1日の時間は限られているので、スポーツをするとその分勉強時間が減ってしまい、もったいないと感じる方もいらっしゃるかと思います。
このように、何かに時間を費やせば、他の時間が減ることを、経済学では「時間配分の代替効果」と
呼ぶそうです。

しかし、週1〜2回のスポーツは週30分程度のスマホやテレビの使用時間を減らすことを示す科学的根拠
があるとか。

→つまり、時間配分の代替効果は、「スポーツの時間」と「勉強する時間」との間ではなく、
「スポーツの時間」と「スマホやテレビの時間」のような、「受動的な活動の時間」との間で生じていることがわかっています。

スポーツは学力を高める!

スポーツをすることは、スマホ時間を減らせるだけでなく、学力を高める効果もあります。

ドイツのデータを用いた研究では、3〜10歳の間に、放課後にクラブでスポーツをした経験があると、
小学生の偏差値が平均で、1.9も高くなることが明らかになっています。

スポーツは欠席が減り、自尊心が高まる!

スポーツをすることが欠席を減らすことを示した科学的根拠もあります。これには異質性があり、
元々成績があまりよくなかった生徒ほど効果が大きいという性質があります。

また、自尊心にも良い影響をもたらしたという研究もあります。
高校在学中の女子生徒のスポーツ参加率が10%高くなると、その後の成人女性の検挙数が人口1000人
あたり約0.5人減少し、犯罪が減るというデータもあったそうです。

スポーツは将来の収入を上げる!

最後に、スポーツをすることは将来の収入に良い影響を与えることを示した研究もたくさんあります。

パデュー大学のジョン・バロン教授らはアメリカの高校で、課外活動でスポーツをしていた男子生徒は、スポーツをしていなかった同級生と比べて、高校を卒業して11〜13年後の収入が4.2〜14.8%も高いことを明らかにしています。

そのようになる理由は主に2つあると考えられています。

理由1:採用で有利になる

1つ目は企業がスポーツ経験のある人を好んで採用したいと考えるからです。

ノルウェーで行われた研究では、求人を出している企業に対して、写真や経歴は同じでスポーツ経験の
有無だけを変えた架空の履歴書をランダムに送る研究を行いました。
その結果、スポーツを経験している履歴書の方が、経験していない履歴書よりも2%高く面接に呼ばれる
ことがわかっています。

理由2:忍耐力やリーダーシップが身につく

2つ目はスポーツ経験によって、忍耐力、リーダーシップ、責任感、社会性などが身につくと考えられる
からです。

前述のノルウェーの研究では、14万人の兄弟で、片方がスポーツ経験あり、もう片方がなしの組み合わせで収入にどのような差があるかも研究しました。
分析の結果、兄弟のうち、スポーツをしていた方が、していなかった方よりも約4%高くなることがわかりました。

まとめ

いかがでしたか?スポーツを行うことは、勉強時間が減るというわけではなく、むしろ成績が上がり、
将来の収入も増えるということがわかりましたね!

NEXTにも運動部に所属している生徒は数多くいます!
勉強と運動のバランスのよい習慣をつけて、お子さまの成績向上をサポートしていきましょう!

今回もお読みいただきありがとうございました!また次回の記事でお会いしましょう!

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