【太平中学校・中3】2022年度学年末テストを徹底分析!出題傾向と対策

NEXT札幌太平キャンパス、キャンパスマネージャーの竹林です。
今日は、札幌市立太平中学校、3年生の定期テスト分析をご紹介したいと思います!
2022年度の学年末テストを徹底分析!これを活かして、2023年度の学年末テストで高得点をゲットしましょう!

国語

【総評】

全体的に文章中の内容・状況を要約した文を選択・説明したり、指示語の説明をさせるものが多い傾向です。指示語を探したり、文章を要約する練習を問題集で重ねましょう。また、古文は歴史的仮名遣いを現代仮名遣いに直す出題が多かったので、しっかり確認しておきましょう。古文は、現代語訳を事前に確認し、ストーリーを把握して望むことでより高得点が見込めます。

【詳細分析】

大問1 漢字(小問数10/難易度★)
テスト範囲の漢字の出題でした。ここは取りこぼしたくないところです。範囲の漢字は書き取りできるように繰り返し練習しておきましょう。

大問2 おくのほそ道(小問数3/難易度★★)
おくのほそ道からの出題でした。歴史的仮名遣いを現代仮名遣いに直す問題です。

それほど難しい内容ではないので、歴史的仮名遣いの直し方をしっかり練習しておきましょう。

大問3 君待つと(小問数2/難易度★★)

こちらは、万葉集からの出題です。記号で語群から選ぶ問題でしたので、難易度はそこまで高くありません。

定期テストの古典は国語知識の出題も多いので、教科書やノートにまとめた作品の背景や知識について、よく見返して、ワークで練習しておくことが大切です。

大問4 誰かの代わりに(小問数6/難易度★★★)
論説文の問題です。30字程度の記述問題、20字程度の記述問題がそれぞれ1問ずつ出題されました。

定期テストの場合、こうした記述問題は学校ワークから出題される傾向が多いため、特に長い記述の問題は予めピックアップして、ポイントを把握しておくことで得点しやすくなります。

論説文は、自己流で解くこともできますが、それだと点数が安定しません。対比や言い換え、例示など、論理的な読み方を意識して解くことが大切です。設問文にある言葉が本文で見つからない!というときは、抽象的な言葉・具体的な言葉・同義語・類語に置き換えられていないか確認しましょう。

大問5 おくのほそ道(小問数6/難易度★★★★)

再びおくのほそ道からの出題です。内容に関する問題が多く、40字以内の記述が1問出題されていました。

こちらは、勉強せずに突然解くと、歯が立たない問題だったのではないかと思います。学校ワークや塾のワークで単元の問題を周回しておくことで、対応が可能です。

大問6 羊の鋼の森(小問数4/難易度★★★)

物語文の出題でした。45字以内の記述が1問出題されています。かなり字数が多いので、苦戦した人が多いと思いますが、要素を満たしていれば途中点の獲得も可能なので、諦めずに記入しましょう。物語文は、心情語と呼ばれる気持ちを表す表現が、どんどん直接的なものから婉曲表現(遠回しな表現)に変わってきます。その表現がどういった感情を表現しているのか、しっかり整理しながら読み解きましょう。ポイントはもし自分だったら…と自分を根拠に考えるのではなく、文章に記載のある表現を根拠にすることです。

数学

【総評】

数学はとにかく問題数が多く、通常のスピードで解いていると時間が足りなくなるはずです。事前のテスト勉強のときには、正確に問題を解くことはもちろん、スピードを意識して問題を解く練習が必要です。テスト範囲内でバラエティに富む出題傾向のため、教科書の隅々までしっかりできるようにしておかなければならないテストです。様々な問題に触れ、どんな問題にも対応できるように入念な準備が必要です。

【詳細分析】

大問1 相似条件と式の記述(小問数2/難易度★★)

相似条件を式で表す問題です。①3組の辺の比がすべて等しい、②2組の辺の比とその間の各がそれぞれ等しい、③2組の角が等しいという3つの条件は確実に理解しておきましょう。

大問2 相似の体積比と近似値(小問数3/難易度★★★★)

相似の体積比と近似値に関する問題です。体積比は相似比の3乗でしたよね。
有効数字の表し方の問題も出題されています。あまり多く狙われる内容ではないですが、表し方を確認しておきましょう。

大問3 円周角(小問数4/難易度★★)

円周角に関する知識問題です。教科書の語句や定義を確認しておくことが大切です。

大問4 証明(小問数6/難易度★★)

穴埋め形式の相似の証明問題です。証明問題は、苦戦する人は多いですが、まずは慣れるまで「書き出し」、「書き終わり」の部分の書き方をしっかり覚えましょう。仮定や図からわかることをどんどん書き込んでいき、どの合同条件が使えそうか見通しを立てていくことが大切です。ここは回数が極めて重要なので、毛嫌いせずに、小さな進歩で構わないので何度も何度も解きましょう。

大問5 三角形の相似(小問数4/難易度★★)

三角形の相似を用いて、辺の長さを導き出す問題です。対応する辺を見極め、相似比で比例式を作って求めていきます。対応する辺がわかりやすいよう、特定の部分を取り出して手書きし、並べて見ると解きやすいです。

大問6 円周角・中心核(小問数4/難易度★★)
円周角・中心角を導き出す問題です。円周角はそれほど難しい単元ではありませんが、補助線を引かなければいけない問題に要注意。いろいろなパターンの問題にふれることで、どんな補助線を引いたらよいのかわかってきます。たくさんのパターンに触れておくことが大切です。

大問7 相似な三角形の辺(小問数2/難易度★★)

相似の性質を利用して、三角形の辺の長さを求める問題です。相似比と長さを混同しないように、印をつけながら数字を書くようにしたり、取り出して手書きしたりしながら、様々なパターンに触れて練習することが必要です。

大問8 相似の利用(小問数1/難易度★★)

相似比を使って、相似な図形の体積を求める問題です。相似比の3乗が体積比ということがわかっていれば、あとは比例式を立てて解くだけ!それほど難しい問題ではありません。

大問9 相似比(小問数2/難易度★★)

相似比を使って、相似な図形の辺の長さを求める問題です。図にメモしながら、比例式を立てて問題を解いていきます。定期テストに頻出の問題なので、よく学校や塾の問題集で練習しましょう。

大問10 円周角(小問数2/難易度★★)

大問6の応用問題です。角が円の外に出るので、少し接弦定理や外角など、図から気が付きにくい問題です。様々なパターンの問題に触れておくことで、対策が可能です。

大問11 直角三角形と円(小問数1/難易度★★)

直角三角形に内接している円の半径を導き出す問題です。直角三角形を3つの三角形に分けて、それぞれの面積を求める式でつなぐと求めることができます。テストによく出る問題ですが、事前に触れたことがないと、解法を自分で見つけるのは難しいはず。塾や学校のワークで練習が必要です。

大問12 平行四辺形と三角形(小問数3/難易度★★)

平行四辺形の中に含まれる図形の面積を相似比を使って求めていく問題です。こちらも定期テストに頻出の問題です。平行四辺形では、高さが等しくなる部分ができるので、この特徴に着目しながら解いていきましょう。塾や学校のワークで平行四辺形の単元はしつこく練習しておくことが大切です。

大問13 作図(小問数1/難易度★★★)

円の外部から円の接線を2本引くときに、その長さが等しくなることに着目して作図をする問題です。教科書や問題集でよく見る作図と少し違うので、作図自体はシンプルですが、思いつかないという人も多いだろう…という出題でした。作図は単に作図の仕方を覚えるのではなく、接線や作図で引く線の特徴・性質を理解することが必要です。

※要確認

大問14 三角形の面積(小問数1/難易度★★)

相似比をつかって、図形の面積を分ける問題です。教科書や問題集でよく見る問題ですから、ちゃんとテスト勉強をしていた人にとっては簡単だったのではないでしょうか?

大問15 円周角(小問数1/難易度★★)

弧の長さの比を用いて、円周角を求める問題です。扇形の分の弧の長さ/正円の場合の弧の長さで分数をつくり、360をかけることで角度を求めることができましたね。今回の単元では、こうした比を活用した問題が様々出題されるので、苦手な人は中1の扇形の単元も確認しておくとよいでしょう。

大問16 相似の証明(小問数2/難易度★★)

相似の証明と三角形の面積を求める問題です。こちらは証明問題ですが、難易度はそれほど高くありません。長さの等しい弧に対する円周角は等しいという性質を使って、相似の証明をする問題だったため、円周角の性質についての理解も求められる問題でした。相似比を使った辺の長さを求める問題もあり、こちらは簡単にできる問題でした。

英語

【総評】

リスニングはなんと20点分!もう無視できない配点ですよね…英語の聞き取り問題は、普段の授業で発音をしっかり覚えているかが重要です。リスニングは聞き取れていない以前に、発音を理解していなかったり、そもそもその単語を理解していないことに原因があることが多いので、単語の発音をしっかりチェックしましょう。

また最近の傾向として英作文が多く出題される傾向にあるため、英作文の問題にもたくさんチャレンジし、塾や学校の先生のチェックを受けながら英作文力をつけていく必要があります。

【詳細分析】

大問1 リスニング(小問数5/難易度★)

英文に合うイラストを選ぶ問題です。それほど難しくない問題ですが、ひっかけ問題もよくあるので、話題や人物の移り変わりに注意しながら聞き取りましょう。

大問2 リスニング(小問数5/難易度★★)

動物園で流れるアナウンスを聞いて、メモの穴埋めをする問題です。数字や場所に関する箇所はよく狙われるので、代表的な表現の発音や意味を確認しておくことが大切です。

大問3 穴埋め問題(小問数4/難易度★)

仮定法・関係代名詞に関する穴埋め問題で4択の出題形式です。仮定法は、条件の有無や可能の意味の有無、関係代名詞は格と先行詞の見分けが重要です。文法が複雑な箇所なので、教科書やワークを見てもわからなければ、学校や塾の先生を頼って、説明を聞いて理解しましょう。文章の形式を覚えることも大切です。

大問4 穴埋め問題(小問数3/難易度★)

関係代名詞を用いて文章をつなげる問題です。関係代名詞のつくりはとても複雑なので、修飾・被修飾の関係をみつけ、先行詞や三単現のS、格の見分けに注意しましょう。格を見分けるポイントは主語+動詞の組み合わせの数です!S+Vが1組のときは主格、2組のときは目的格ですよね!スピーディーに、そして正確に分別できるように、たくさん練習しておきましょう。

大問5 語順整序(小問数4/難易度★)

語句を並び替えて正しい英文をつくる問題です。問題集を使って、テスト範囲の英文のつくりを確認しましょう。改めて基本に戻って、日本語の主語と述語をよく読んで文章を組み立てていきましょう。

大問6 書き換え(小問数4/難易度★)

関係代名詞と仮定法を使って文章の書き換えをする問題です。それほど難しい問題ではありませんが、関係代名詞と仮定法の文法の理解が不可欠です。必ず覚えておきましょう。

大問7 単語(小問数5/難易度★)

2つの単語の関係性を読み取り同じ関係になるように英単語を書く問題です。近年では出題が減少傾向にある問題です。単語の意味を理解でき、書き取りができればOK。テスト範囲の単語は、ミスなく書けるように練習しましょう。

大問8 長文(小問数10/難易度★★)
ロボットについての議論を読んで、質問に答えるオリジナルの長文問題です。英語の質問と日本語の質問が6つずつ出題されています。出題されている英文は、ここまで学習した文法知識や語彙で対応できますが、英語の質問に英語で答えるときの形はよく練習しておきましょう。ポイントは疑問文から借りてくること。あまりピンと来なかったり、難しいと感じる人は、学校や塾の先生に確認してみましょう。

大問9 長文(小問数2/難易度★★)

日記を読んで、与えられた語句を適正な形に書き換える問題です。時制・三単現のS・不規則変化が狙われやすいポイントです。主語や時制をよく見て回答するようにしましょう。

大問10 英作文(小問数5/難易度★★)

日本語の質問に対し、自分の答えと立場で英文で答える問題です。英作文には、一定の文法力・語彙力が必要です。作文してみて、学校や塾の先生にチェックしてもらい、自分にはどのようなミスが多いのかを知ることが大切です。何度も作文をすることで、自分なりの型が身についてきます。

大問11 会話文・空欄補充(小問数2/難易度★★)

会話文が成り立つように与えられた語句を使い、不足している単語を補って文章を作る問題です。語句が欠けている分、より正確な理解が必要です。テスト範囲の問題集を何度も周回して取り組みましょう。

おわりに

テストの分析を行った結果、ほとんどの問題がNEXTで採用している教材でカバーできていました。様々な問題パターンに触れることももちろん大切ですが、NEXT生のみなさんはお渡ししている教材を何度も自力で解けるようになるまで周回することが高得点の近道です!

NEXTでは、各学校・各学年の定期テスト分析をこのようにしっかり行い、次回の定期テストに向けて日々の指導に活かしています。ここで紹介していない学校・学年・教科については、NEXTのキャンパス内に掲示していますので、NEXTに通塾していない方もお気軽にお越しください!

最新情報をチェックしよう!
>もっと学ぶなら、がんばるみんなの学習塾「NEXT」へ

もっと学ぶなら、がんばるみんなの学習塾「NEXT」へ

がんばるみんなの学習塾「NEXT」は、がんばるみんなを応援する学習塾。
お手頃な料金と、とことん考え抜かれた指導システムで力をつけます。

CTR IMG