みなさん、木下大サーカスをご存知でしょうか?
2023年は、6年ぶりに札幌公演が行われ、大盛況だったようです。
先日10月15日の公演で、札幌公演が終わりになってしまいましたが、私も公演終盤の時期に生徒さんの勧めもあって足を運んできました。
私は、人生で初めてサーカスを見たのですが、すっかり魅了されてしまいました。
いろいろなコンテンツが溢れる昨今においても、「感動」というほど気持ちを揺り動かすものはそう多くないと思います。今日は、私の木下大サーカスでの「感動」経験をもとに綴りたいと思います。
次々に繰り出される職人技の数々…
長い吊りロープを使った妖艶なダンスが一転…
ロープを頭にくくったかと思うと、次の瞬間には高速回転!
会場には、悲鳴が響きます。
会場にある大きな球状のオブジェ…
オートバイが登場したかと思ったら、それぞれが中でくるくると走り回り交差!
空中大車輪の上で、逆立ち、縄跳び…
見たことのない数のリングを使った高速ジャグリング…
この他にもまだまだ見どころはたくさん!
うまく行かずに仕切り直しをすることもあり、演者のすさまじい練習量と真剣さを間近に肌で感じることができました。
気がつけば、手はぐっしょりと汗で濡れていて、まさに手に汗握るとはこのこと。
終われば、すっかりサーカスファンに…しばらく余韻で体のゾクゾクが止まりませんでした…
本当に素晴らしい体験をさせていただきました。
「感動」の材料は、「真剣さ」
終わった後、家族で話したことがあります。
冒頭にもあるように、いろいろなコンテンツがある中、私達の心を揺さぶり、感動させるようなものには「真剣さ」があるのではないか?
ということです。
演者が披露するアクロバットの数々は、文字通り命がけです。
常人離れした技を披露するのに、大変な練習を積み重ねていることでしょう。
そんな彼らですら、失敗がよぎるほどの大技…
その真剣な眼差し、集中に、観客も引き込まれてしまいます。
これは高校野球にも似ているよね…
と話していました。
プロの技術はもちろん素晴らしい。でも、高校野球が人々を惹きつけるのは、まさに負けたら終わりの「真剣さ」がそこにあるからだと思います。
「真剣さ」には、人を動かす力があるのではないでしょうか。
私たち、NEXTでどう「真剣さ」を表現するか?
さて、この「真剣さ」をどう私たちの仕事に表現していけるでしょうか?
勉強を教えることは、それほど難しいことではありません。
でも、子どもたちに言わせれば、「〇〇先生のほうが教え方が上手だな」とか、「〇〇先生に教えてほしいな」とか、「〇〇先生の授業は面白いな」とか…私たちが子どものときに抱いたのと同じ感想があるはずです。
その先生による差、それもまた「真剣さ」の差によるところだと思います。
先程のサーカスの例に戻ると、サーカスは命がけ、まさに手の抜きようがありません。
しかし、他の多くの仕事では、毎回100%でなくても、なんとかなってしまいます。
でも、そこであえて100%を出し切る仕事ができれば、私たちの教育現場はより魅力的なものになるはずです。
物価の上昇が激しく、特に子育て世代の家計を直撃しています。
そんな中、私たちにお金を投じていただいているのです。
100%の仕事で、期待に応え、その先の感動品質へのチャレンジをしましょう。
そのチャレンジは、働く一人一人をより成長させてくれるだけでなく、子どもたちの成長にもつながります。
みんなで魅力的な会社をつくっていくためにも、日々の仕事にさらなる「真剣さ」をプラスしましょう。